決して浮かれることなく、しっかりとした考えの下で幼き頃の憧れのチームを選んだ18歳。同じく今夏の移籍市場の主役となったネイマールとの共演など、新天地での夢は膨らむばかりだ。 (C) Getty Images

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 パリ・サンジェルマンが争奪戦を制したフランス代表キリアン・エムバペはこの夏、様々なビッグクラブとの関連が騒がれた。

 
 英紙『テレグラフ』のインタビューで、エムバペはアーセナルが移籍先候補のひとつだったと認めつつも、「メイン」の選択肢ではなかったと述べている。
 
 パリSGの他にも、レアル・マドリーやマンチェスター・シティ、アーセナルなど、数々のメガクラブからラブコールを受けていたエムバペ。だが、「最初に各クラブとの話し合いを始めた時は、最優先はモナコだと言ってあったんだ」と、当初は残留を第一にしていたと明かした。
 
「そこから、僕の心を変えるようなことが起きて、移籍を望むようになった。届いたオファーを全て検討して、パリSGに決めたんだよ。タイトルを勝ち取りながら、成長していけるというプロジェクトのためにね。まだ学びたいと思っているけど、同時に勝ちたいんだよ。今日から、それを始めたい」
 
 実際にどれほどの数のクラブから接触があったかは明言しなかったエムバペだが、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督と会ったことは認めている。
 
「フランスで、とても評価されている指揮官だ。すごくリスペクトされており、若手の育て方を知っている。だから、僕にとって、現実味のある選択肢だった。でももちろん、メインの選択肢だったのはパリSGだ」
 
 家族から自分で決断するように言われてパリSGを選んだエムバペは、「自分はとても、とてもラッキーで恵まれている」と、新たな挑戦に向けて意気込んでいる。
 
「今は大喜びしている。本当に誇りを感じるよ。ハードワークしてきて、それが報われた。ただ、これはさらにハードワークする刺激でしかない。もっとハードワークすれば、もっと高いところに行ける。それが僕のモチベーションの源さ」
 
 ブラジル代表FWネイマールも獲得し、悲願のチャンピオンズ・リーグ制覇に向けて大きな補強を遂げたパリSG。小さな頃から応援していたこの地元のクラブに加入したエムバペは、自らの選択が正しかったことを証明できるだろうか。