スペイン・マドリード近郊ソト・デル・レアルの刑務所を出るスペインサッカー連盟のアンヘル・マリア・ビジャール会長(右、2017年8月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】スペインサッカー連盟(RFEF)は6日、資格停止処分となっているアンヘル・マリア・ビジャール(Angel Maria Villar)氏に対し、後任を決める会長選を行うため、会長職を「辞任」するように命じた。

 67歳のビジャール氏は、親善試合を利用して利益を得るために文書偽造、資金横領、共謀、規律違反などをした疑いで今年7月18日に逮捕され、2週間の勾留を経て保釈された。RFEFは声明で、理事会がビジャール会長に「辞任」を迫ったと述べた。

 逮捕されたビジャール氏はRFEFから1年間の資格停止処分を科され、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)の副会長を辞任した。

 ビジャール氏が29年間にわたりRFEFのトップに君臨する間、スペインはサッカー界屈指の強豪国に成長し、2010年W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で優勝を果たしたほか、欧州選手権(UEFA Euro)を2度制覇した。しかし、同氏の政権下では倫理問題が起こり、独裁的な管理方法が敷かれていたと批判する声も上がっている。

 ビジャール氏はすべての疑惑を否定しているが、7月の家宅捜索では息子のゴルカ(Gorka Villar)容疑者をはじめ、RFEF副会長で財政責任者のフアン・パドロン(Juan Padron)容疑者とラモン・エルナンデス・バウソウ(Ramon Hernandez Baussou)容疑者らも逮捕された。

 RFEFでは現在、逮捕されたビジャール氏に代わり、財務部長のフアン・ルイス・ラレア(Juan Luis Larrea)氏が会長代行を務めている。
【翻訳編集】AFPBB News