毎夜決まった時間に、どこからともなく聞こえてくる音楽……、夏も終わりというのにゾッとする話かな? と思いきや、実はそうではありません。今回の無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』では中国在住の日本人著者・ジンダオさんが、今中華圏で流行している中国マダムたちの「不思議な行動」を動画つきで紹介しています。

マダムの熱気ムンムン。広場で始まる恋する夜ダンス。ダンス【跳舞】

老後の楽しみ方ってお金が無くても、頭の使い方次第なのかも知れませんね。

数ヶ月前から我が家にある異変が。毎夜19時半辺りになると、外から音楽が1時間ほど聞こえてくるのです。中国で「夜」「外」「音楽」の単語を聞くと「アレだな」とだいたい連想できます。連想した結果が果たして正しいのか? 音楽の方へ足を運んでみることにしました。

提灯の明かりの前にマダムが集結。左に右に前に後ろに音楽に合わせて踊っています♪ この方達、オカシな集団ではありません、普通のマダムの集まりです。

中国ではよく見かける風景なのですが、広場を見つけるとマダムが集まり一緒にダンス。代表格のマダムが腕のフリなどを指導しながら、それに合わせてレッツ・ダンス!

ちなみにこの提灯がある建物、海鮮レストランの正面玄関。レストランの正面玄関にこんな集団が踊っていると、「何かの嫌がらせ?」と勘違いされそうですが、近所のマダムの健康ダンスです。店舗側も慣れっこらしく、何の指導もせず放置。この辺のまったり具合が、何とも中国らしくていいですね。

折角なので動画に収めてみましたが、あとで冷静に見てみると皆さん振り付けがバラバラで合っていませんでした。それにしても楽しげ。ダンスを楽しんでいる方達の多くは既に定年退職を迎えた方たち。

今回の健康ダンス集団はマダムのみで夜の開催でしたが、場合によってはジェントルなおじ様達も参加したり、早朝にも開催しています。おじ様が参加している場合は、このようなダンスではなく、社交ダンスを踊られている事が多く、ご夫婦で踊っている場合もあるのですが、既にパートナーと死に別れたシングルでの参加者も。ダンスついでにダンス仲間との仲を縮めて、新しいパートナーをゲット! する方もいるそうで、ダンス集会、出会いの場所にも一役買っているのだとか。けど、いいですよね。健康のためにダンスをして、決まった時間にダンス仲間と集まって身体を動かしオシャベリ。意気投合すればパートナーまで見つかって。正に残りの人生を謳歌しているようです。

「外で集まって踊る恥じらいが無いのか?」という疑問もありますが、日本でも昔「竹の子族」って方達が踊っていたので似たり寄ったり。人生、楽しむことが重要のように思います。

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ジンダオのここだけの話

以前、マネーボイスで取材をした中国人の老夫婦、何れもダンスはしていませんが、それぞれ趣味をお持ちで、共働きが多い中国らしく孫の面倒も老夫婦の仕事ですし、仕事をしていた時よりも忙しく、エネルギッシュに行動されています。

日本の場合は「市民文化センター」的な場所で集まり、シニアの皆さん老後を楽しまれているように感じます。

中国でも同じような施設もあり利用しているシニア層もいますが、今回紹介したようにチョットした広場があれば、自由で時間的な制約もなく利用費用もタダですので、スピーカー機材を持ち込みダンスに興じたり、場合によっては路上カラオケ大会が始まったりと、皆さん楽しげにされています。

日本人は60歳を過ぎても仕事をする方も多く、「仕事が趣味」となっている場合もありますが、中国人からすると「仕事が趣味」の発想はあまり少ないようで、「日本人ってすごーい」と言われることも。

仕事に対する意識、日本人と中国人の違いの一つかも知れません。

出典元:まぐまぐニュース!