就活スタイル編集部

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就活で「ポートフォリオ(portfolio)」という言葉を聞くことがあるでしょう。クリエーティブなジャンルでは近年日本でも一般的になってきましたが、金融・投資の世界では昔から一般的に使われている基本的な言葉です。今回はこの「ポートフォリオ」の意味とはについて解説します。


■「ポートフォリオ」とはもともとイタリア語の「折りたたみ式の財布」?!

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英単語「portfolio」は、「折りかばん」「書類入れ」「紙挟み式の画集」といった意味ですが、これはもともとイタリア語の「portafoglio(ポルタフォリオ)」(折りたたみ式の財布の意味です)を語源とします。

「紙をとじてまとめたものを指す言葉」とイメージすればいいかもしれません。クリエーティブ業界では、ポートフォリオという言葉は自分の実績をクライアントなどに見せるための「作品集」といった意味で使われます。

一方、金融・投資の世界では「自分が所有している株式・債権など、資産の一覧」といった意味になります。今では株式も電子的なものですが、株式、債権を紙だと捉えればこちらも同じような意味だということが分かりますね。

■「ポートフォリオ」という言葉の使い方

上記のとおり、クリエーティブ業界ではポートフォリオは作品集という意味で使われています。クリエーターは自分の納得するポートフォリオを普段から用意しておくことが大事です。自分がこれまで制作した作品、また関わった作品がどのようなものであったかをアピールするためのものですからね。

美大生のみなさんなら就活で「ポートフォリオは?」と聞かれることがあるでしょう。この場合には自分の作品集を担当者に提示します。クリエーターにとっては自作こそが名刺代わり。うまくアピールできるようなポートフォリオ作りを心掛けてください。

金融・投資業界では「資産の一覧」といった意味です。また同業界ではポートフォリオは非常に重要視されます。なぜかといいますと、自分が持っている資金を投じるときには「分散投資が基本」となるからです。

金融・投資の世界には「卵は一つのカゴに盛るな!」という格言があります。同じカゴに盛ると、そのカゴを落としたら卵は全部割れてしまいますが、複数のカゴを用意して、それぞれに卵を盛っていけば、カゴを一つ落としても残りのカゴに盛った分の卵は助かりますね。

これは、資金(卵)を一つの銘柄・債権(一つのカゴ)に集中する(盛る)ことを戒める格言なのです。資金は、常に分散して「A株式銘柄を1,000株、B債権を1,000万円、C外国株式を500株」というふうに投資しろ、といっているのです。実際、このように資金の投下先を分散させると、その分リスクは軽減されます。

この「A株式銘柄を1,000株、B債権を1,000万円、C外国株式を500株」がまさにポートフォリオです。このような資金の投資先一覧が「あなたのポートフォリオ」で、その中身がどうなっているかが問題というわけです。

ポートフォリオとはどんな意味と使われ方をするかについて解説しました。主にクリエーティブ業界、金融・投資業界で使われ、それぞれ「作品集」「資産の一覧」といった意味ですが、「紙をとじたもの」という概念が基になっています。しかし、イタリア語の「折りたたみ式の財布」が語源だとは知らない人も多かったのではないでしょうか?

(高橋モータース@dcp)