就活スタイル編集部

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就活中の面接で「最近気になったニュースはありますか?」と一見就活に関係ないと思われる質問をされることがありますね。それが何のために質問されているか、あなたはご存じでしょうか。

就活まではあまりニュースなどに触れたことがなかった方の場合、どのように答えたらいいか迷ってしまう場面もあるはずです。そこで今回は、最近のニュースについて質問される理由やニュースの分類、ニュースを継続的に読む力をつける方法、実際質問されたときの答え方などをご紹介していきます。

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情報収集が苦手な方でも対策をとることで受け答えが楽になる方法をご紹介していますので、ぜひ活用して面接に挑みましょう!


■最近のニュースで気になったものは? と聞かれる理由

「最近のニュースで気になったものは?」と聞かれる理由についてご説明していきます。その理由としては挙げられるのが、ここでご紹介する3点です。

1.情報収集能力に着目している

社会人になると世の中に溢れているたくさんの情報の中から、自分の事業に関わるニュースをピックアップするなどして情報を取捨選択していきます。その際に適切な情報を収集できているかどうかは非常に重要なポイントとなるのです。そこで学生のうちからの情報収集能力を持っているかどうかをチェックするために、この質問を投げかけています。

就活を始めてから新聞やニュースを真剣に見始めた人も多いと思いますが、読み始めたばかりだと何がどのようにつながっているのかが理解できない場合も。しかし、読み続けていくうちに徐々に経済を通じて世界全体はどうつながっているのかという構造を理解することができます。仕事をするにあたってそういった構造を理解できていることは非常に重要なポイントです。

また、最近と限定していることで 1週間前後のニュースになりますので、その中で気になると思うくらいのニュースを発見できるアンテナが立っているかどうかがわかります。

2.どのような意見を持っているかを知るため

「最近のニュースで気になったもの」というトピックスですので、あなたがそのニュースについてどんな観点での意見を持っているかを知ることができます。

さらにあなたがニュースに対して持っている意見の内容が深く考察されたものかも判断できます。そのニュースが起こった背景まで理解して意見を言っているかどうかがわかれば、今後もし入社した後に担当する仕事でも、その背景を読み取る力を活用して活躍してくれるという期待が持てるわけです。

3.どのような観点で情報を見て(選択して)いるか

ニュースの選び方、そのニュースの考察方法によって、あなたがどんなものに興味を持っているのか、どんな切り口でニュースを捉えているのかという方向性と情報収集のポイントが明確になってきます。

その考え方や視点を持っていることが自社の仕事で役立つ、自社の社風と合うとわかればかなり高評価につながります。

■「最近気になったニュースは?」の質問例

企業側から面接のときに質問される場合は、大きく以下のような3種類の分類にわかれています。

・限定がなにもない質問=最近のニュースで気になるものはありましたか?
・紙面を限定するもの =日経新聞で気になる記事はありましたか?
・特定のニュース   =Googleの大規模ネット障害についてどう思いますか?

このような意見を求めるものなど、さまざまな質問の仕方があります。考察する力をつけるために気になる記事を見つけたら自分で時間をかけて考察してみるということをやっていると、考察の力も情報のピックアップもうまくできるようになってきますよ。

■ニュースを毎日苦痛にならずに読む方法

面接でも時事問題の質問を受け、今後は就職に向けて企業の動向を把握するためにニュースや新聞を読むことが必須となってきます。しかし、就活中になったら急激に興味が湧くというわけでもありません。そこでまずは新聞を読んでみたけれど、あまりおもしろくないという状態が続く人も多いでしょう。まずは読んでいくのが苦にならないために、楽しみながら学べる方法をご紹介します。

<おすすめのアプリや機能>

・日経新聞アプリ
いわずもがなですが、日経新聞はビジネスパーソンに必須の情報源です。アプリであれば少し空いた時間にも読むことができるので、新聞のように読む場所が限られることもありません。しかも会員登録していれば10件まで無料で有料記事の全文を見ることができます。もちろん全部の記事を読みたい方は有料で全文を読んでみてくださいね。

ちなみに日経新聞などをたいてい1ヶ月程度ずっと見るようにしていると、経済ニュースなどの最初はわけがわからないものでも、わかるようになってくるので楽しくなりますよ。

・Googleアラート
Googleアラートは自分が情報をもらいたいキーワードを登録したら、そのキーワードが入ったニュースを自動的に集めて送ってくれます。情報リンクが一覧になったメールで届くのでクリックするだけすぐ見られる設定になっています。わざわざいろんなサイトを見に行かなくても、キーワード登録をしておくだけでOK。それがとても楽なので多くの人に重宝されています。1つのメールを開けばいろんなサイトの違う視点からの記事を見ることができるので、忙しい就活生にもおすすめです。キーワードはいくつでも登録OK、そしてなんと無料で使えるのがうれしいところです。

・NewsPicks
新聞やまとめサイトなど、世の中のあらゆるニュースやブログなどの内容を、独自の視点でピックアップしているビジネス情報サイト・アプリ。無料と有料に分かれており、有料会員しか見られない特別記事も存在しています。無料会員でもほとんどの記事を読むことも書き込みをすることができます。このサイト・アプリの最大の特徴はユーザーがニュースを読んだ感想や意見を書き込めるという形式であることです。

経済界の著名人や有名企業の経営者たちからの書き込みもあるため、「この人はこういった見方をするのだな」などと参考になるはずです。気になる人は自由にフォローできる機能もついているので、自分が志望する業界の著名人をフォローしてコメントを見て勉強することもできますよ。

気になる記事をあとでまとめてみることもできるので、使い方や楽しみ方がたくさんあるニュースサイト・アプリです。そのため、NewsPicksを使って考察の練習をするのもおすすめです。Facebookのように「いいね」ができるボタンがあるので、自分の考察がよければ“いいね"をつけてくれる人が現れますよ! やる気を出すのにはうってつけです。

このようなサイトや機能、アプリを使うことで無理せず楽しみながら情報収集することができるはずです。友人と一緒に始めてみてはいかがでしょうか。

■最近のニュースについて聞かれたときの答え方

では実際に、面接のとき最近のニュースについて聞かれた場合、どのように答えるべきかをご紹介していきます。

・話す順番を知っておく
・志望業界のニュースは押さえておく
・原因、解決策などは自分なりに考えておく
・業界以外なら経済ニュースもOK
・個人の意見が大きくなる政治、宗教、スポーツはNG

それぞれ、詳しく解説していきましょう。

・話す順番を知っておく
話す順番はこのような順番を基本としておけば、内容が大きくぶれることもなく満足の行く内容になってくれます。

1.結論: 私が最近気になっているニュースは○○です。
2.理由: 理由としては〜だからです。
3.考察: 今後は業界全体が○○になっていくのではと考えております。

もちろんこれに固執する必要はありませんが基本形を覚えて使えるようになると、応用できるようになるのでぜひ繰り返し使ってみてください。

・志望業界のニュースは押さえておく
自分が志望している業界のニュースはしっかり押さえておきましょう。業界動向をとらえられていなければ、業界を志望しているという言葉も怪しく聞こえてしまいます。見逃しがないようにGoogleアラートを活用してみてくださいね。

・原因、解決策などは自分なりに考えておく
業界特有のビジネス形態やルールなど大前提を把握した上で、そのニュースの原因や解決策を考えておきましょう。考える訓練をしていくと、考えようとしなくても以前にアイデアが出てくるくらいになってきます。そうすると、ちょっとした記事を読んだだけで課題が見えるので、業界の知識も合わせて立派に解説や考察ができるようになっているはずです。

・業界以外なら経済ニュースもOK
あなたが希望している業界に関連するニュースをピックアップするのが一番望ましいですが、「最近」にあたる期間にピックアップすべき業界のニュースがないようであれば、経済ニュースをピックアップしましょう。

・個人の意見が大きくなる政治、宗教、スポーツはNG
最近気になるニュースで取り上げないほうがよいのは政治、宗教、スポーツです。政治や宗教、スポーツはさまざまなバックグラウンドの方がいて、個人の好みや意見が大きくなりがちなテーマはピックアップせず、意見が衝突しないように話題にしないのが鉄則です。

■まとめ

「最近のニュースで気になったものは?」と面接で聞かれたときに気になる、この質問をされる理由やニュースを読む力を育てる方法、面接で聞かれたときの答え方や話す順番などをまとめてご紹介しました。

今から始められる方法もたくさんありましたので、これからぜひ取り組んでみてください。この方法を実行すれば面接のときに慌てずに対応でき、面接官に驚かれるかもしれませんよ。ぜひご紹介したさまざまな方法にチャレンジしてみて、ニュースの質問が来てもスラスラと答えられる自分をつくり、業界知識を備えた立派な社会人として飛び立ってくださいね。

執筆:高下 真美

新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。