ロシアの航空大手「アエロフロート」の客室乗務員。仏パリ近郊のルブルジェ空港で行われたパリ国際航空ショーで(2015年6月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシアの航空大手「アエロフロート(Aeroflot)」の女性客室乗務員2人が、「規定サイズ内」の制服を着用できず配置転換されたのは差別だとして同社を訴えていた裁判で、首都モスクワ(Moscow)の裁判所は6日、これを「無効」と判断し、原告の訴えを認める判決を下した。一審判決は女性らの訴えを退けていた。

 モスクワ市裁判所(Moscow City Court)は、アエロフロート社に対し、原告2人に逸失賃金のほか、1人当たり5000ルーブル(約9500円)の慰謝料を支払うよう命じた。同社の内規では、女性客室乗務員は最大で48サイズまでの制服を着用しなければならないと定められていた。

 原告2人は、体のサイズを理由として長距離便から国内便に配置転換され差別を受けたとしてアエロフロート社を訴えていた。

 しかし今回の判決でモスクワ市裁は、アエロフロート社が原告を差別したとは明確には認めておらず、同社は裁判所の判断に「満足している」とコメントしている。

 アエロフロート社はロシア国営タス通信(TASS)に対し、「裁判所は当社の行動に差別的要素は一切ないと客観的に認めた」と述べている。

 アエロフロート社は判決文を精査した上で、内規を変更するかどうか判断するとしている。
【翻訳編集】AFPBB News