米国は6日、北朝鮮への石油禁輸に加え、公海上で北朝鮮の密輸船に対して軍事力を動員して検査を行えるとする内容を含めた新たな制裁決議の草案を、国連安全保障理事会の理事国に示した。

米国の外交問題専門誌「フォーリン・ポリシー」は、米国が作成した新たな対北朝鮮制裁決議の草案を入手、公開した。

難航の見込み

草案には「すべての国連加盟国が、安保理が制裁を違反したと見なした貨物船に対して、船の同意なしで必要なあらゆる手段を使って運航を禁じ、捜索できるようにする」との内容が含まれている。

また、金正恩党委員長をはじめ、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、金己男(キム・ギナム)、金与正(キム・ヨジョン)、朴永植(パク・ヨンシク)の各氏、朝鮮労働党、北朝鮮政府などの海外資産を凍結し、一切の海外渡航を禁じる内容も含まれている。

さらに、原油、石油、天然ガスに加え、繊維製品の供給、販売、搬入の禁止、北朝鮮労働者の新たな雇用、合弁企業の設立の禁止も含まれている。

極めて強硬な内容の今回の草案は15の理事国に示されたが、ある外交官によると、中国とロシアは支持を表明してない。米国は来週11日に採決に持ち込む構えだが、難航が予想される。