犬の肥満を見分ける方法とは?

愛犬の理想体重を知りたい場合には、小型犬は1歳、大型犬は2歳くらいまでに体重を測定し、その測定した体重を理想体重とします。

成犬になって測定した体重を理想体重とするのですが、ご自分ではどうしても見極めきれないという場合には獣医さんに相談してみましょう。

個体差があるため明確ではありませんが、犬種ごとに標準体重を記載している書籍なども参考になります。

標準体型である場合

現在の体重は理想体重でしょうか。背骨や肋骨を触ってみてください。
背骨や肋骨に触ることができるでしょうか。

背骨と肋骨を確認することができ、身体を上から見たときに少しのくびれがある場合には標準体型である可能性が高いです。

理想体型である場合

体重が標準体重の95%〜106%であり、背骨や肋骨に触れようとしたとき、脂肪もあるが背骨や肋骨をしっかり確認することができる場合には理想体型である可能性が高いです。
身体を上から見たときに少しのくびれがあり、身体を横から見たときに肋骨が見えない状態です。

痩せすぎである場合

身体に触れたときに脂肪を全く感じることがなく、少し触れるだけでも背骨や肋骨に触れることができる場合、背骨や肋骨がはっきり浮き上がって見える場合、体重が理想体重の85%以下である場合には痩せ気味である可能性があります。

身体を上から見ると深いくびれがあり、身体を横から見ると肋骨がはっきりと浮き上がって見えるような状態です。

少し痩せ気味である場合

体重が標準体重の86%〜94%であり、脂肪がほとんどなく、背骨や肋骨に簡単に触れることができ、身体を上から見るとくびれがはっきりとわかり、身体を横から見ると肋骨が少し浮き上がって見えている状態です。

肥満である場合

体重が標準体重の123%以上になると肥満であるとされます。
身体に触れたときにとても分厚い脂肪が確認でき、背骨や肋骨を確認することができません。
身体を上から見てもくびれは一切なく、身体を横から見ても肋骨を確認することはできず、目視でも脂肪が身体にたっぷりとついてしまっていることが確認できる状態です。

少し肥満気味である場合

体重が標準体重の107%〜122%であり、身体に触れたときに脂肪が多くあることで背骨や肋骨をはっきり確認することができない場合、少し肥満気味である可能性が高いです。
身体を上から見るとくびれはほとんど確認することができず、身体を横から見る場合にも肋骨を確認することができない状態です。

犬種別の標準体重(オス:メス)

犬種の体重は個体差があり様々な説がありますので、あくまでも、参考程度でご覧下さい。

柴犬

約8kg〜10kg:約7kg〜8kg

アメリカン コッカー スパニエル

約11〜13kg:約11〜12kg

ウェルシュ コーギー ペンブローグ

約10〜12kg:約10〜11kg

グレート ピレニーズ

約45〜50kg:約39〜41kg

ゴールデンレトリーバー

約29kg〜34kg:約25kg〜29kg

チワワ

約2.7〜3kg:約2.7〜3kg

パピヨン

約4〜6kg:約4〜5kg

ボーダー コリー

約14〜20kg:約14〜18kg

マルチーズ

約2〜3kg:約2〜3kg

ポメラニアン

約2kg〜3kg:約2kg〜3kg

個体差があるため、標準体重よりも重い場合も軽い場合もあります。
ちなみにうちの愛犬のポメラニアン(女の子)は、獣医さんが推奨する体重は2.6kg、現在の体重は3kgです。
ポメラニアンはとくに個体差が大きいのではないかと思うのですが、愛犬の姉妹のポメラニアン(女の子)は5kgもありますが太り気味でも肥満でもないそうです。

まとめ

犬の中には独特な体型や体格をしている犬種もあるため、全ての犬に当てはまるわけではありませんが、栄養状態の目安とされているボディコンディションスコアに基づく理想体型は、現在の体重が理想体重の95%〜106%であることです。これは、上記でご紹介した普通体型である場合に当てはまります。

「肥満であるかどうか」「理想体型であるかどうか」
確実に知りたい場合には獣医さんに診断してもらいましょう。

肥満は、心臓・肺・関節・骨などに大きな負担を与え、脂肪肝や糖尿病などの恐ろしい病気を併発してしまう可能性があります。

体重測定以外にも血液検査などの定期的な健康診断を受けることをおすすめします。


(獣医師監修:加藤桂子先生)