セビージャ会長、ヨヴェティッチは「給料が高すぎた」…復帰実現せず

写真拡大

 セビージャのホセ・カストロ会長は今夏インテルからモナコに移籍したモンテネグロ代表FWステヴァン・ヨヴェティッチの獲得が実現しなかった理由を明かした。6日付でスペイン紙『エスタディオ・デポルティーボ』が報じた。

 昨シーズン後半、セビージャへレンタル移籍し、リーグ戦21試合出場6ゴールを挙げる活躍を見せた。今夏には同クラブへの完全移籍が盛んに噂され、選手本人も復帰を望んでいたことから実現は規定路線とみられていた。

 しかし、移籍期間終盤にパリ・サンジェルマンへと移籍したフランス代表FWキリアン・ムバペの後釜としてモナコに加入することが決定した。

 “相思相愛”であったはずの両者の交渉が破談となった理由をカストロ会長が同紙に明かした。

「我々は彼の獲得のために数カ月に渡って交渉していた。しかし、彼の高い賃金のために金銭面で合意に達することができなかった。我々はすでにルイス・ムリエルに資金を費やしていたんだ」

 以前にはヨヴェティッチ獲得について「義務ではない」と語っていたカストロ会長だが、そういった裏事情もあっての発言だったのかもしれない。