保命酒 ガラス瓶 化粧箱入 600ml

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広島県福山市・沼隈半島の先端に位置する鞆の浦は、江戸時代から「潮待ちの港」として栄た海辺の町。宮崎駿監督が「崖の上のポニョ」を構想中に滞在し、映画の舞台になったことでも知られています。

私には「いつか旅してみたい土地」がいくつもあって、鞆の浦もそのひとつでした。観光パンフレットを入手して、町の様子や名所を見ていると、燈籠塔と呼ばれる常夜燈や、昔ながらの町家や寺社、風光明媚な風景が大切に残され、ここを歩いてみたいなあと思い続けていました。

それから数年経ったこの夏、福山市で講演会の仕事があり、前日から現地入りして、とうとう鞆の浦を訪ねることができました。山陽新幹線・福山駅からバスで30分ほど。懐かしい古い映画のような町並みの中を歩くうち、すーっと心が穏やかに。いかにも歴史のある老舗が何気なく景色にとけこみ、試食などさせていただきながら地元の人の話を聞くのが楽しくて。そんな中出会ったのが、入江豊三郎本店の「保命酒」です。未知の味を試飲させていただいたところ、香りも飲み口もよくてたちまち気に入り、瓶入りをまとめ買い。保命酒を使ったのど飴や、保命酒の原酒を搾るときできる粕を味醂と砂糖で味付けした「保命酒の花」なども一緒に、東京まで送っていただきました。

保命酒の起源は350年前の江戸時代。大阪の医師・中村吉兵衛が漢方の知識を生かし、醸造業が栄えていた鞆の浦で作り出した薬味酒(リキュール)です。 

焼酎、もち米、麹を合わせると、麹から出る酵素でもち米が糖化し、保命酒の原酒になります。そこに高麗人参、菊花、黄精、桂皮、枸杞子、甘草、丁子など16種類の薬味を漬け込み濾過して完成。砂糖や人工甘味料は使われておらず、もち米から出る自然の甘さは、心身を優しく緩ませます。

甘く芳しい琥珀色のお酒。夏は夏バテ防止に、寒い時期にはぽかぽか体が温まります。私は、これからどんどん寒くなってくるので、体の冷えを防ぐため、眠る前にお猪口一杯、口にします。お湯やお水、炭酸水で割って、食前酒にしても美味しいですよ。仕込みの時期は毎年4月で、新酒が出るのは11月。新酒が出る頃、また取り寄せしたいと思います。

商品名:保命酒 ガラス瓶 化粧箱入 600ml

販売:入江豊三郎本店

文:お取り寄せの達人:甲斐みのりさん(文筆家)