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もくじ

ー 圧縮着火2.0ℓガソリンエンジン、試乗レポート
ー SKYACTIV-X MT/ATをテスト
ー スピードアップしても力強いトルク
ー 燃費比較シミュレーション その結果は?

圧縮着火2.0ℓガソリンエンジン、試乗レポート

マツダが新開発したSKYACTIV-Xエンジンは、大量生産モデルとして初の「ガソリン圧縮着火」を実現することになる。

そして、新型プラットフォームとともに将来のモデルに搭載され、2019年に発表を予定している。


「SKYACTIV-X」は、SCCI(Spark Controlled Compression Ignition=火花点火制御圧縮着火)を採用。マツダによれば、
・ディーゼルエンジンのトルク
・ディーゼルエンジンの経済性
・ガソリンエンジンのパフォーマンス
・ガソリンエンジンの環境性能
を組み合わせることができるという。
 

SKYACTIV-X MT/ATをテスト


今回試乗できたのは、開発初期のエンジンであるが、「ディーゼル」「ガソリン」の両者のキャラクターを明らかに感じ取ることができた。

試乗車両は、MTとATの2台が用意され、いずれも2.0ℓのSKYACTIV-Xユニットを搭載。現行型マツダ3(日本名:アクセラ)のボディシェルをまとっているが、プラットフォームは新開発のものを使用している。


テストしたエンジンは日本から着いたばかりのユニットで、スペックは明かされなかった。というのもマツダのエンジニアによれば、厳密なダイノテストも実施していないという。このため、最高速度は100mph(161km/h)に制限された。

SKYACTIV-Xが、どのモデルに搭載されて登場するのかマツダは見解を示していない。欧州/北米におけるキーモデルであることを考えれば、マツダ3ハッチバックモデルがごく自然な選択肢になるだろう。
 

スピードアップしても力強いトルク


テストルートは、マツダのヨーロピアンR&Dセンター(ドイツ・オーバーウルゼル、フランクフルト近郊)の周辺地区で、カントリロード、市街地コース、それに短時間ではあるがアウトバーンも含まれていた。SKYACTIV-Xエンジンを様々なシチュエーションで試すには、なかなかの条件だ。

インプレッション

新開発エンジンは、低速域ではサウンドも含めてディーゼルのように振る舞う。改良・仕上げはこれから行うことだろうから、ときには未完成だと感じる点もあった。


しかし一度スピードを上げていくと、まるでガソリンユニットのように、スムーズで静かになる。それにもかかわらずトルクは力強い。たとえ6速で走っていても、低中速域からなかなかエネルギッシュに加速することができた。

ATとMTの違いに関して記述するならば、今回のテストについては、ATのテスト車がスムーズでレスポンスに優れ、MT仕様がフィーリングもサウンドもラフであった。
 

燃費比較シミュレーション その結果は?

新型プラットフォームは安定感があり、クルマの据わりもいい。それでも、2019年に発表される生産型の出来を現実的に判断するには、まだ時期尚早といったところだ。


試乗を終えると、わたしの走行中のデータと、現行型マツダ3(2.0ℓ SKYACTIV-G)の燃費比較をするコンピューターシミュレーション結果を見ることができた。

その結果によればSKYACTIV-Xは、14%も燃費が優れているという。われわれがデータを検証する術はないが、これが正しい数値ならば、このテクノロジーの可能性を示すことになるだろう。