音楽ライフに当然快適な全室防音物件の意外な真実とは!?

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全室防音物件でピアノ教室を営む音楽家のお部屋を取材してみた

ルームシェアなら防音物件でも割安に!?

リビングから伸びる階段を上った先にある、明るく開放感あふれる部屋。グランドピアノが置かれたこの空間が、彼女の仕事場だ。
 
3年前、妹とともに暮らす自宅の一室を利用して、ピアノ教室を始めた植野さん。幼少期からピアノを習い始め、物心ついた時には曲を奏でていたという。

ピアノへの情熱は強く、中学生の時には既に音楽家を目指すと決めていた。

都内にある音大付属高校への入学を目指して厳しい練習を続けるが、将来生計を立てられるか分からない道に進むことに、両親は猛反対。半年かけて説得したそうだ。
 
努力の甲斐あって難関音大附属高校に合格すると、静岡の実家を出て寮生活に。音大卒業後は念願のピアニスト……ではなく、一旦、人材派遣関係の企業に就職した。

「音楽を仕事にするためには、演奏の実力だけでなく、行動力やコミュニケーション能力も必須。社会勉強のために、期間限定で企業に就職することを決めました」

会社では音楽家に仕事を斡旋する部署で働きながら、演奏活動も並行して続けた。将来、プロの音楽家として独立することを視野に入れての行動だった。

現在の部屋に引っ越したのもその頃で、妹が音大に進学したタイミングだった。姉はピアノ、妹はクラリネット。

音楽を愛好する2人なら一緒に住んだ方が家賃を抑えられる、という考えから、防音物件に同居することに。

場所は当時、植野さんの勤務先や妹の大学に通いやすかった登戸。
2人がそれぞれのスペースを確保できるよう2LDKの間取りにしたこと、また将来を見越して事業可の物件を選んでおいたことが、ピアノ教室を始める際に功を奏した。

「音楽好きなら、最初から防音物件を選ぶのがオススメ。音大が近くにあるエリアなら、こうした物件がたくさん見つかります」
 
防音物件は音漏れを防ぐだけでなく、屋外からの騒音も防ぐ。
同じマンション内に小さな子どものいる家族も入居しているが、声や足音が気になったことはないとか。

また楽器の搬入を前提としているためか共用部なども広めの造りだ。防音物件は日常生活を送る上でも非常に快適なのだ。

1階のリビングは、くつろぎのスペースであると同時にレッスン生たちを迎える場でもある

ピアノを生業に

3年前に企業を退職し、晴れてピアノ一本の生活となった植野さん。

何のツテもない状態からスタートした教室も現在では40人近くの生徒を抱え、その他に楽器店での講師、月に5〜6回の演奏会と、多忙な毎日を送っている。生徒を募るチラシやホームページの制作、演奏するコンサートホールの手配などを全て自分の手で行い、活動を広げていった成果だ。

「教室を始めてまだ3年ですが、子どもたちの成長の早さにいつも驚かされています。日毎に上手くなっていく生徒たちを見るのが本当に楽しみ。音楽との接し方は人それぞれですが『いつかプロになりたい』と思ってくれる生徒が出てきたら、うれしいことですね」
 
地域に根ざし、音楽の裾野を広げる仕事を続けながら、演奏家としてのスキルアップにも意欲的な彼女。淑やかな女性ピアニストの内面には、音楽への果てしない情熱が宿っていた。

1日に10人ものレッスンをこなすことも

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文=田端邦彦
写真=尾形和美

※「CHINTAI2017年4月6日号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています。
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