英紙フィナンシャル・タイムズは3日、中国企業による買収で国有企業と私企業の比率が再び逆転したと報じた。

写真拡大

2017年9月5日、参考消息網は記事「中国企業による海外買収、国有企業の投資額が再び私企業を上回る」を掲載した。

英紙フィナンシャル・タイムズは3日、中国企業による買収で国有企業と私企業の比率が再び逆転したと報じた。為替規制が厳しい中国では私企業による海外企業はハードルが高かったが、規制緩和を受けて2005年下半期から投資額が急増。国有企業を上回るようになった。

しかし英会計事務所プライスウォーターハウスクーパーズによると、2017年上半期は国有企業および国有ファンドの海外買収額は287億ドル(約3兆1200億円)、私企業は266億ドル(約2兆8900億円)と再逆転を果たしている。

逆転の背景にあるのはまたしても政策転換だ。ゲーム会社やハリウッドの映画スタジオの高額買収などが相次ぐ中、中国当局は私企業による買収が失敗し金融リスクを生みかねないとの懸念を抱くようになった。規制が強化され、私企業の投資ペースは急落しつつある。また国有銀行は今年、私企業による海外買収に対する融資をストップしたと伝えられている。(翻訳・編集/増田聡太郎)