糸村聡を演じる上川隆也

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いよいよ残すところ今回を含め、あと2回の放送となったドラマ「遺留捜査」(毎週木曜夜8:00-8:54テレビ朝日系)。最終回1週前の9月7日(木)放送の第8話では、糸村聡(上川隆也)が被害者のピンヒールに着目して捜査を進める。

【写真を見る】“ハイヒールを履いた悪魔”が大野いとにひどいパワハラを!?/(C)テレビ朝日

第8話は、森林公園に続く遊歩道で、イベント制作会社社長・柴田亜弓(小沢真珠)の絞殺死体が見つかるところから始まる。

3カ月前から捜査一課3係が追っている連続通り魔事件の犯人と手口が酷似していたが、糸村聡は亜弓の右足のハイヒールのかかとが根元から折れていることに気付き、そもそも被害者がなぜ9cmもの高いピンヒールで足元の悪い坂道を登っていたのか疑問を抱く。

調べたところ、亜弓は同業他社から人材を引き抜いたり、得意先を奪ったり…と強引なビジネスを展開するワンマン社長で、社内では部下の川嶋由希(大野いと)にひどいパワハラを行っていた事実が判明。それもあって陰では、社員たちから“ハイヒールを履いた悪魔”と呼ばれていたことも分かる。 

そんな中、亜弓にうらみを抱く人物としてライバル会社の社長・森島直人(伊藤正之)、半月ほど前に解雇された元社員・矢沢絵理(西村亜矢子)が浮上する。

しかし、折れたヒールのことをまだ気にしていた糸村は、彼女の靴を調べていくうち、被害者が隠してきた意外な秘密を見抜くのだが…というストーリーだ。

ザテレビジョンでは、毎週木曜のドラマ放送日の掲載で、上川の“大好きなもの”にまつわる話と共に見どころを紹介する連載企画「遺留メモ」を展開中。上川の好きなものについて、毎回ちょっとずつ紹介していく。今回は、好きな漫画について聞いてみた。

――では、好きな漫画を教えてください。

今回は志水アキさんの「京極堂」シリーズを挙げさせていただきます。

京極夏彦さんの小説を漫画化したものなのですが、もともとは「コミック怪」という雑誌に連載されていたのが休刊になり、「月刊Asuka」に移り、さらにAsukaから「マガジンエッジ」に移籍して連載中、という流浪の変遷を経ている作品です。

京極さんの原作の深さの表れなのですが、小説ではディティールがあまりに細かく「文字で表現」されているからこそ、一読するだけでは拾い切れなかったような事象を、志水さんが画にした事でより分かりやすくなっている。

原作が好きだからこそ、一層その手腕に僕は恐れ入っています。「絡新婦の理」も、原作は冒頭から印象的で、しかし漫画化は難しいだろうと思っていたところ、見事なアレンジで成し遂げられていて唸りました。

時系列も場所も行ったり来たりする物語も複雑で、読者も登場人物同様にも翻弄(ほんろう)されるんですけど、漫画では一筋の流れとなって見ることができて、それはそれは見事だと思います。