自動車の安全性を評価する「自動車アセスメント」には米国の「NCAP(エヌキャップ)」や欧州の「ユーロNCAP(ユーロエヌキャップ)」、日本の「JNCAP(ジェイエヌキャップ)」などがある。また、中国にも「C−NCAP」と呼ばれる自動車アセスメントが存在する。(イメージ写真提供:123RF)

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 自動車の安全性を評価する「自動車アセスメント」には米国の「NCAP(エヌキャップ)」や欧州の「ユーロNCAP(ユーロエヌキャップ)」、日本の「JNCAP(ジェイエヌキャップ)」などがある。また、中国にも「C-NCAP」と呼ばれる自動車アセスメントが存在する。

 日本車の安全性の高さは世界的に高く評価されており、中国ではなぜか「日系車は安全性に劣る」という誤解が存在する。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国の「C-NCAP」で高い評価を得た中国車でも、中国国外の自動車アセスメントの基準では「散々たる評価になることがある」と紹介している。

 中国人消費者にとって自動車は決して安くない買い物であるため、多くの消費者は購入前に様々な観点から比較・検討を行う。中国人消費者が特に重視する要素の1つが「安全性」なのだが、中国では自動車の安全性に対する「誤解」も多く、たとえば自動車のボディを手で押してみて、鋼板が大きく凹む場合は「安全性に劣る」と間違った判断を下す人も少なからず存在する。

 記事は、中国の2016年における「C-NCAP」のテスト結果を紹介し、中国車のなかにも高得点を獲得した車種があると紹介する一方で、中国で高く評価された車が中国国外の自動車アセスメントの基準で「散々たる評価になることがある」と指摘。

 こうした事例は「C-NCAPと世界の自動車アセスメントには信頼性で差がある」ことを示すとしたほか、中国車の安全性能に「向上の余地」があることを示すものだと紹介した。

 肝心の自動車アセスメントそのものに改善の余地がありながら、欧米で安全性を高く評価される日系車が中国の民間で「安全性に劣る」と言われるのは納得しがたいものであり、中国で自動車に対する正確な知識が広まることを期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)