人気の遠藤(左)は大奄美を激しく突き上げた。けがで番付を落としたが、再浮上を目指す (撮影・奧村展也)

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 大相撲の人気力士、東前頭14枚目の遠藤(26)が秋場所(10日初日、両国国技館)へ出場する意向であることが6日、わかった。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は「稽古の量は足りていないし(動きも)よくはないが、(出場は)大丈夫だろう」との見解を示した。

 遠藤は7月の名古屋場所5日目に「左足関節靱帯損傷(足関節内骨軟骨遊離体あり)、7月10日の初診日より2カ月の見込みで通院加療を要す」との診断書を提出して休場した。同月下旬に左足首の2カ所を内視鏡で手術。遊離軟骨を除去した。手術は自身初の経験で約2週間の入院もあって夏巡業は全休した。

 部屋の関取と相撲を取り始めたのは3日からで、この日は埼玉・草加市の追手風部屋で幕内大栄翔、大翔丸、十両大奄美、剣翔と連続10番取って8勝2敗だった。左足首にはテーピングを施し、押し込まれる場面もあったが、両前まわしを引きつけながら鋭い出足もみせた。上半身のトレーニングを継続している遠藤は「絶不調!」と言葉を濁したが、表情は明るかった。

★負傷を抱える3横綱の現状

 白鵬(32)、稀勢の里(31)、鶴竜(32)の3横綱の秋場所出場が不安視される。4横綱のうち3横綱が初日から休場する事態となれば、昭和以降初となる。

 左膝痛の白鵬は6日、東京・墨田区の宮城野部屋で踏み込みなどを確認。取組編成会議前日の7日に最終判断する意向で「本当に体との相談」と悩める心境を吐露した。左上腕や左足首などのけがで2場所連続途中休場の稀勢の里は、江戸川区の田子ノ浦部屋でダンベルなどを用いて左腕を鍛え、相撲を取らなかった。「また明日(7日)様子を見てやる」と多くを語らなかった。右足甲などに故障がある鶴竜は休場が濃厚。