格下相手に薄氷の勝利 伊監督に自国メディアから批判殺到「悪い冗談でしかない」

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0-3で完敗を喫したスペイン戦に続き、イスラエル戦でも安定感を欠くパフォーマンス

 イタリア代表のジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督が、自国メディアから厳しい批判に晒されている。

 現地時間5日のロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選でイスラエルに1-0と薄氷の勝利を収めたが、同国のサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、「4-2-4は悪い冗談でしかない」と酷評している。

 イタリアは後半8分にFWチーロ・インモービレが決勝ゴールを挙げ、イスラエル相手に勝ち点を落とす最悪の事態は免れた。しかし、攻撃の機能性は低く、2日のスペイン戦で0-3の完敗を喫したチーム状態を象徴するかのように安定感を欠いていた。

 これを受け、同サイトはFIFAランキング70位と格下のイスラエルに手を焼いたアズーリ(イタリア代表の愛称)に厳しい見解を示している。

「イタリアにとって非常に危険なゲームだった。実際のところ、チームの姿はヴェントゥーラの頭の中に存在する幽霊でしかない。要は、この4-2-4(システム)というのは悪い冗談でしかないのだ。少なくともMFの一人は中盤のラインで数々の問題に襲われる。スペインに対しても、イスラエルに対しても不向きなシステムだった。今は現実的に、プレーオフを突破しなければワールドカップに到達できないが、不安要素は大きすぎる」

問題の多い4-2-4で機能不全に陥り…

 イタリアでは、2010年前後に現チェルシーのアントニオ・コンテ監督がシエナで導入して一躍脚光を浴びた4-2-4システム。しかし、その問題の多さは何年間にもわたって指摘され、今ではセリエAで採用するチームは滅多に見られなくなった。それでもヴェントゥーラ監督は、代表チーム同士の戦いにそのシステムを導入した上に、機能不全に陥ったことでイタリアメディアは大きな批判を浴びせ続けている。

 すでに2020年の欧州選手権までヴェントゥーラ監督との契約を更新しているイタリアサッカー連盟だが、その判断を含めてアズーリを取り巻く状況は決して順調とは言えなくなっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images