犬が一人になりたがる時の心理

いつもは自分のことを見つけると駆け寄ってくる愛犬が、今日は自分から離れたり、なんだか素っ気ないように感じるという事はありませんか?なぜ犬は一人になりたがるのでしょうか。そんな犬の一人になりたい時の心理を5つ紹介していきます!

心理1:「飼い主さんがいるから安心」

まず最初に挙げられる心理は「飼い主さんがいるから安心」というものです。素っ気ない、離れて別の場所に行ってしまったという、飼い主さんから見ると少し切ない態度にも思えますが、実は安心しているというケースも多いのです。

野生の時代、犬の集団には必ずと言って良いほどリーダーがいました。そのため、家で人間と共に生活するようになってからは、飼い主さんの事をリーダーだと慕っていることが多いです。

したがって、飼い主さんがいることで「リーダーがいるからこの家の平和は守られている」「僕が警戒していなくても大丈夫だ」という安心感から、愛犬が飼い主さんの傍から離れて、別の場所でのんびりするようになるのです。

この行動から、飼い主さんから見ると「今日は私から離れた場所で休むんだな」という、少しばかり切ない行動として映ってしまっているのです。

心理2:知らない者の気配を感じた

飼い主さんというリーダーがいるからと言って、まったく警戒を解いているというわけではありません。

もしも飼い主さんの傍でリラックスしていた状態から、急に起き上がり離れていくという行動を起こした場合は、もしかすると知らない人や知らない犬の気配を感じ取ったため、警戒を強めている状態かもしれません。

犬は人間よりも聴覚や嗅覚が優れているため、人間が気付かない小さな物音や匂いなどを聴き取ったり感じ取る事ができます。

そのため飼い主さんが気付かない家の外の音なども聴き取っている可能性があります。愛犬が離れていったと思ったら、直後にチャイムが鳴ったという事はありませんか?その時は「知らない奴が来た」と警戒心を強めているのかもしれません。

心理3:興味が別のものへいった

先ほどの「知らない者の気配を感じた」と似通っていますが、飼い主さんとの時間を過ごしている最中に、急に別の所へ行ってしまうということがあります。この場合は、飼い主さんとの遊び以上に興味を引かれる物が周囲にある可能性が高いです。

人間が気にしにような小さな事でも犬にとっては「面白い」「なんだろう」という感情を引き立てる物が多くあります。

例えば扇風機に煽られているティッシュがゆらゆらと揺れているだけでも、犬によっては興味を引かれ、そちらに行ってしまう事も少なくありません。このように何か別の物に関心が移ってしまった場合には、飼い主さんから離れる事があるでしょう。

心理4:美味しそうな匂いがした

関心が移るという点でお話しさせて頂くと、美味しそうな匂いがしたという場合にも飼い主さんの元から離れていくケースが多いです。

先ほども話に出てきたとおり、犬の嗅覚は人間よりも遙かに優れています。刺激臭などの強い匂いであれば、人間の約1億倍もの力を発揮すると言われているほどです。また、雄の場合は発情期のメスの匂いを約8kmという遠距離からでもキャッチする事ができるから驚きです。

したがって、私たち飼い主が気付いていない僅かな匂いでも、美味しそうな匂いがすると愛犬は感知し、「どこからこの美味しそうな匂いはやってきているのだろう」と探し始めます。

そのため、飼い主さんは「遊んでいる途中なのに、興味なくなっちゃったのかな」「一人になりたいのかな」と勘違いしてしまうケースが多いです。

心理5:落ち着いたところで寝たい

そして5つ目に挙げる心理は、本当に一人になりたい時の「落ち着いたところで寝たい」という愛犬の気持ちです。これは家に小さなお子様がいるご家庭などによくあるケースです。

犬は飼い主と遊んだり、構ってもらう事が大好きですが、眠い時に静かな落ち着いた場所で寝たいという気持ちは人間と同様です。

したがって、今まで近くにいたのに、気付いたら遠くの方で一人で寝ているという事があれば、もしかすると何かの音が煩わしく感じ、落ち着いた場所で寝ようという心理が働いているのかもしれません。

犬は聴覚が非常に優れているので、人間が煩いと感じないテレビなどの音にも敏感です。いつもより音量を大きめにしてしまったという時には、このような心理状態になっていることがありますので、少し音量を小さめにしてあげると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したように、愛犬が自分から離れていったからと言って、本当に一人になりたいという心理状態であるとは限りません。何かを感知して離れて行っている場合もありますので、ぜひご自身の愛犬を観察してみましょう。