Appleの次期iPhone(通称:iPhone 8)は、ロック解除に顔認証が採用されるといわれています。が、Mashableがセキュリティー専門家に聞いたところによれば、「それは最悪のアイデア」なんだそうです。

Samsung Galaxy S8で使われているような現在の顔認証技術は、写真で簡単に騙せるのです。Samsungは、これに対してたいした問題ではないフリをしていますが、このギミックのせいでユーザーの間にセキュリティーに関する誤解が生まれ、顔認証が「スワイプでロック解除」程度の安全性しかないことが周知されない可能性があります。

問題はそれだけではありません。Appleが非接触型の顔認証を導入するということは、うわさされているとおりiPhoneが四六時中あなたを監視するようになる、ということ。もちろん、Siriも24時間ずっと聞き耳を立てます。言い換えれば、iPhoneがハッカーにとって最高のスパイツールになるという、セキュリティー上の脅威が1つ増えるということなのです。

また、巨大テクノロジー企業が、世界中の人々の顔を集めてデータベースを構築してしまうという懸念もあります。いずれにせよ私たちは、もう何年も前にこの橋を渡ってしまいました。Google、Apple、Facebookは写真からあなたの顔を識別します。現在のところ、Snapchatは特定の顔を識別しませんが、彼らがその気になれば、あっという間にデータを集めることができるでしょう。顔認識がターゲット広告に使われるようになれば、この技術が公共空間をゆっくりと侵食していくことになります。私たちがとりうる対抗策は、顔にエキゾチックなメイクをすることぐらいです。

とはいえ、少なくともセキュリティー対策を顔認証に頼らないようにすることはできます。スマートフォンメーカーもそこまで狂ってはいないので、指紋認証やパスコードなどの(完璧とはいえないものの)より安全性の高いオプションを残すものと思われます。あなたの顔は、パスワードの代わりにするにはオープンになりすぎているのです。

Image: Alex Wong/Getty Images News/ゲッティ イメージズ

Source: Mashable, Business Insider, Snap, Gizmodo US

Nick Douglas - Lifehacker US[原文]