カンボジアの首都プノンペンで、工場労働者らに手を振るフン・セン首相(2017年9月6日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】32年にわたって政権運営を担っているカンボジアのフン・セン(Hun Sen)首相(65)は6日、さらに10年首相の座にとどまる意欲を示した。来年に予定されている議会選を控えた同国では、最大野党の党首が国家反逆罪で起訴されるなど、現政権による反対勢力への締め付けが強まっている。

 カンボジアでは汚職や不平等、人権侵害に対する怒りが高まっており、それに伴い野党への支持も増えてきている。その一方で、最大野党カンボジア救国党(CNRP)のケム・ソカ(Kem Sokha)党首は5日に国家反逆罪で起訴され、フン・セン氏は同党首が米国と政府転覆を共謀したと非難していた。

 6日に首都プノンペン(Phnom Penh)で演説を行ったフン・セン氏は、ケム・ソカ党首による陰謀疑惑について長々と語り、すぐに政界から離れることはないとの意思を明確に示した。

 1万人を超える縫製工場労働者の前で演説したフン・セン氏は「少なくともあと10年は仕事を続けると決意した」と述べ、「海外の皆さん、私のことをうらやまないでくれ。私は世界で最も在職期間が長い首相だ」と発言してみせた。

 ただ、フン・セン氏より長く政権の座にある政治指導者はアフリカを中心に世界に7人いる。
【翻訳編集】AFPBB News