「男性はどんな女性が好きなのかと思い、相談させていただきます。どんな女性がタイプですか?」

今回はこのご相談にお答えしたいと思います。

■グラビアって、水着とハダカの写真しかないわけではない

男性一般の好みを述べるのであれば、男性週刊誌のグラビアに答えがあります。男性週刊誌のグラビアには、いわゆる「世間の男性が好きそうな女子」が「偏りなく」登場します。

今週はおっぱいが大きな女子がグラビアに登場しました、次週も巨乳が登場します、ということはあまりなく、巨乳好き男子にも微乳好き男子にも「刺さる」ように、キャスティングや撮影方法が工夫されています。

つまり男性週刊誌のグラビアは、ひとつの「世の男性が好きな女性のサンプル集」です。容姿の好き嫌い、ファッションの好き嫌い、ヘアスタイルの好き嫌いなどが、毎週、男性週刊誌のグラビアを見ることで、つかめてくるでしょう。グラビアって、水着とハダカの写真しかないわけではないのです。

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ある男性のお笑い芸人さんは、その昔「すぐにハダカになってくれる(あの行為をやらせてくれる)女が、男にとっていい女であることに間違いはない」と豪語していました。彼がいま「現役」であれば、きっと1年の半分は彼の不倫報道がなされ、テレビ局各局は、視聴率に頭を抱えなくてすんでいると思われます。

男の一面の真理を突いている言い方であると思うものの、今の草食系男子が多い時代には、ピンとこないかもしれませんね。草食系男子だって、ホンネでは「したい」と思っている人のほうが多い、というところから説明しないと、きっとピンとこないでしょう。あるいは「あの行為」をめぐる「男女同権」から説明を始めないと、感情的に怒り出す女性が出てくるでしょう。

あなたが、たとえばキャバクラでバイトしていて、売り上げが伸びずに困っているのであれば、「男性はどんな女性が好きなのですか」という質問の意図は、よく理解できます。男「一般」の「傾向」を知らないと、稼げないのがキャバ嬢だから。

でもそうではないのであれば、男はこういう質問をする女性が嫌いではないかと思います。嫌い、という言い方がキツイのであれば、「興味がない」。

つまり男女問わず、人って「平均的な(没個性的な)人」に、心がなびくことって少ないと思いませんか? たとえば合コンで、いわゆるネットに載っている「モテ服」を着て、モテ髪をし、男好きしそうと言われている清楚な雰囲気を醸し出し、「平均」をとって、余計なことをしゃべらず、なにを聞かれても「優等生的な」答えをする……こういう女性に男の気持ちがなびくわけがない。もしなびく男がいるとすれば、それはその人が「じぶんなりに、その女性に個性を見つけた」からです。この場合の個性とは「その人らしさ」を意味します。

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「男性はどんな女性が好きなのですか」という質問には、試験前に「去年の試験の平均点は何点でしたか?」と質問するのとおなじにおいがします。つまり「傾向と対策」を知って、そこにじぶんを合わせようとする気持ちが透けて見えます。ようするにじぶんに自信がない証拠では?

ということで、「男性はどんな女性が好きなのですか」という質問の答えは、「男性はじぶんに自信を持っている女性が好きです」となります。ぽっちゃりさんでも、あまりお顔立ちが男好きするとは思えない人でも、テレビで人気ですよね? 女性のお笑い芸人さんをテレビで見るとよくわかりますよね?

彼女たちは、男に迎合することなく、じぶんに自信を持つべく努力してきました。あなたもじぶんに自信を持つ努力をしてみてはいかがでしょうか。努力するのがイヤなら、グラビアを参考にすればいいのですが、グラビアアイドルからは、男を「釣る」においを消し去ることができません。釣りはエサがなくなったら続けることができません。(ひとみしょう/文筆家)
(愛カツ編集部)