2018年春夏コレクション

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 デザイナー森下慎介が手掛ける「ラマルク(LAMARCK)」が、2018年春夏コレクションを発表した。今シーズンはショーと展示会を同時に開催したり、ECと連動した販売提案など、新しい試みを実践している。
 6日に都内で披露された2018年春夏コレクションでは、イタリア人美術家のルーチョ・フォンタナ(Lucio Fontana)が提唱した概念である「SPAZIALISMO(=空間主義)」をテーマに15ルックを発表。レースのトップスやワイドパンツ、前後で異なる素材で動きを表現したプリーツスカート、羽をモチーフに7色の糸を織り込んだカットジャカードのトップスやスカート、ルーチョ・フォンタナが活動していた時代に着ていたアロハシャツなどが登場した。
 コレクションは、垣根を取り払い、時間を軸に四次元的に世界を捉えることで新しい価値を見出すという「空間主義」をヒントにしたアプローチで、森下自身のルーツやアイデンティティを投影。母方の祖父が長崎の「波佐見焼」の陶芸職人だったことから、特徴でもある白とブルーの色合いを取り入れたり、オリジナルのアロハシャツには長崎を象徴する風車をプリントした。また「記憶をたどる」という意味合いで紐の装飾を施したアイテムもある。 今シーズンはプレゼンテーションと販売方法において新たな試みを実施。プレゼンテーションの面ではショー発表後、会場がそのまま展示会場となり新作に触れられる機会を設けたり、ショー同日にビジュアルを公開し今シーズンの世界観を表現した。また販売面ではECと連動した新サービス「シーナウトウキョウ」に参加し、コレクション発表後からウェブで予約受け付けを開始。これらの取り組みについて森下は「ショーではスタイリングを見せ、展示会ではアイテム単体で見せることができ、違った見方で楽しんでもらえると思う。ECの取り組みはお客さんの反応をダイレクトに見ることができるので、指標として実売にもつなげられれば」と期待を寄せた。