(写真提供=SPORTS KOREA)EXO

写真拡大

いまもっとも勢いのあるK-POPボーイズグループと言うと、どのグループを思い浮かべるだろうか。

根強い人気を集めている東方神起やSUPER JUNIORも挙げられるだろうが、やはりEXOと防弾少年団の2組は無視できないだろう。

何しろEXOは最近、アジア最大級の音楽受賞式と言われる「Mnet Asian Music Awards」の最多受賞者としてギネス記録に認定されるなど絶大な支持を集めているし、一方の防弾少年団も、『ビルボード・ミュージック・アワード』で“トップソーシャルアーティスト賞”をK-POPアーティストとして初めて受賞するなど、ますます人気を広げている。

トップを争った2組、勝ったのは…

それだけに気になるのは、両グループのどちらが人気があるのかということだろう。

その勝敗を窺う上で大きなヒントとなるデータがある。

韓国企業評判研究所が毎月発表している“ブランド評判指数”だ。

これは、ボーイズグループに関するビッグデータを基に消費者の行動を分析し、参与価値、メディア価値、ソーシャル価値などを測定したもの。

要するに、ボーイズグループに対して消費者やメディアがオンライン上でどれほど関心を示したかを数値で示したものであり、グループのリアルな人気を“見える化”したものだと言えるだろう。

このボーイズグループ“ブランド評判指数”の8月の結果(今年7月11日〜8月12日に測定)を見ると、3位に“NU’EST”がランクインし、その後に“SEVENTEEN”、“BIGBANG”、”神話“と続いており、トップの座をEXOと防弾少年団が争っている。

まさに現代K-POPボーイズグループの頂上決戦となったわけだが、今回、勝利したのはEXOだった。

この結果について、韓国企業評判研究所のク・チャンファン所長は次のように分析している。

「EXOの4thアルバム『THE WAR』(2017年7月19日発売)は7月のCD販売数が96万枚を記録し、音源でも世界42の地域でiTunes総合アルバムチャート1位を獲得。また、アメリカ『ビルボード』のワールドアルバムチャートでも2週連続1位、Apple Music総合アルバムチャート18の地域で1位に輝いている」

そのほかにも、全世界のアルバム販売枚数集計サイト『Media Traffic』が運営する『ユナイテッドワールドチャート』などで1位を獲得したことも挙げられており、アルバムの大ヒットが勝利の大きな要因となったようだ。
(参考記事:EXOのメンバーが作詞クレジットに本名を載せている理由

前月まで続いていた防弾少年団の”快挙”

もっとも、だからといってEXOが完全勝利を遂げたと考えるのは早計だ。

前月までのデータを見ると、まったく異なる結果が表れているのである。

7月の“ブランド評判指数” (6月7日〜7月8日に測定)では、EXOは2位にとどまり、防弾少年団が1位にランクインしていたのだ。

しかも、さらにデータを遡ると、なんと防弾少年団は、2016年11月から9カ月連続でトップを独走していたのである。

つまり、今回の8月期の結果は、EXOのアルバム発売の影響で、防弾少年団が一時的に首位の座を譲っただけだったとも考えられるのである。

もちろん、今回の勝利を皮切りに、今後はEXOがトップに立ち続けるのかもしれない。

つまりは、はっきりとジャッジを付け難いというのが現状と言えるかもしれない。

なぜリリース時期をぶつけたのか

その雌雄を決するのは、今年9月の直接対決だろう。

EXOは去る9月5日に『THE WAR』のリパッケージアルバム『THE WAR:The Power of Music』を発売。

リリース直後から『Melonチャート』をはじめ韓国の主要チャートで1位を独占しており、これからプロモーション活動が本格化してけば、さらなる売上増も見込めるだろう。

対する防弾少年団は、9月18日に5thミニアルバム『LOVE YOURSELF 承“Her”』を発売する。

7か月ぶりに発売されるこのニューアルバムは、予約販売数だけで100万枚と突破しており、ボーイズグループgodの4thアルバム『道』(2001年発売)が持つ、180万枚の歴代アルバム売上記録を16年ぶりに塗り替えるのではないかと期待されている。

現代のK-POPボーイズグループを代表する2組が同時期にアルバムをリリースすることには胸が躍るが、それにしても、なぜ両者はリリース時期をわざわざ被らせたのだろうか。

韓国の芸能界関係者はこう語る。

「おおよそどの時期にアルバムを発売するかは、年始に計画を立てているはずです。そうしてこそ、ツアーのスケジュールも組めるからです。ともあれ、互いに意識している相手がいつアルバムを出すのかということには関心を持っているのではないでしょうか。

そんな中で、彼らが同じ月にアルバムをリリースして活動することになりました。見る側からすれば、興味を持たずにはいられません」

互いに相手を意識して、意図的にリリース時期をぶち当てた可能性もあるというわけだ。

果たして、K-POPボーイズグループの頂点を決める対決は、どちらが勝つのだろうか。

ニューアルバムの売上やチャート順位、“ブランド評判指数”と勝敗の基準は様々だが、だからこそ、この対決は見応えがある。

この秋は、EXOと防弾少年団から目が離せそうにない。

(文=李 仁守)