V6岡田准一に“東出スマイル”をイジられた東出昌大

 V6の岡田准一(36)と、俳優の東出昌大(29)が5日、東京・有楽町TOHOシネマズ日劇で公開中の映画『関ヶ原』の大ヒットを記念した舞台挨拶に出席した。舞台挨拶には原田眞人監督、スペシャルゲストとして岡田が演じた、石田三成の第15代目子孫の石田秀雄氏も登場。岡田が業界内で有名だという、目が笑っていない“東出スマイル”を揶揄する場面も。東出は苦笑いしながらも“東出スマイル”を見せた。

 『関ヶ原』は歴史小説家の司馬遼太郎による累計発行部数620万部の同名ベストセラー小説(1966年)を映画化したもの。1600年の石田三成率いる西軍と、俳優の役所広司演じる徳川家康率いる東軍による世紀の一戦「関ケ原の戦い」を中心にした、人間模様が描かれる。同映画は4日現在、観客動員数96万7000人、興行収入11億8000万円という記録を叩き出しており、今回の舞台挨拶はそれを記念したもの。東出は合戦で石田三成を裏切る、小早川秀秋を演じた。

 舞台挨拶は夕方の回の上映終了後におこなわれた。岡田と東出、そしてメガホンを取った原田眞人監督が登壇した。登場後、岡田は「平日も年齢層広く見て頂いていると聞いています。良いと思った方はまた沢山見て頂きたいです」、東出は「最後まで楽しんでいってください」と述べた。

 さらに上映後の反響について、岡田が「最近街を歩いてたら『公開おめでとうございます』と言われる様になった。街の人々が関係者なんじゃないかと」と冗談を言いながら「やっぱり熱がある作品だと思います。観られた方からは『浴びてきました』という言葉を使って頂く事が多いですね」と続けた。

 東出は「歴史好きの友達が何回も観てくれています。『関ヶ原』を映画してくれて良かった、この『関ケ原』でよかったと言ってくれていて、嬉しいです」とコメント。

『関ケ原』舞台挨拶に登場した左から石田氏、東出昌大、原田眞人監督

 この日は、岡田が東出をイジる場面が多く見られた。岡田は「業界内で有名な“東出スマイル”を知っていますか? 目は笑ってないけど、口だけ笑うという怖いやつ…」とちょっかいを出し、東出は苦笑いしながらも“東出スマイル”を披露。ちなみに映画の業界内の評価は、原田監督が「凄く良いですね」と話していた。

 岡田は、次の野望について「大人も楽しめる作品を監督は作っていると思うので、また呼ばれる事が目標です」としてから、それからこの映画は今『鬼ヒット』ですけど、その上に『修羅ヒット』というのがあるので、なんとかそこまでいけたら」と軽妙な様子で重ねた。原田監督は「とりあえず『関ヶ原』をアメリカのアカデミー賞に持っていきたい。どういう伝手でも良いので皆様応援してください」とサポートを求めた。

 そしてこの後、この日のスペシャルゲストの石田三成第15代目子孫の石田秀雄氏が登場した。石田氏は「この作品は素晴らしい作品。三成は冷徹な官僚タイプ、小早川秀秋は凡庸な裏切者というイメージが付きまとっていましたが、今回の作品で見事に払拭されました。今後三成と秀秋は再評価されていくと思います」と賛辞を送った。

 それを受け、岡田は「三成公に喜んで貰える三成公になれば、と思っていました。個人的にはぎりぎりな三成を演じたつもりなんですよ。原作では『お腹が痛い』と言う人なので。天下を動かす一大事に耐えきれる人ではなかったというか…」と今回の演技について明かした。その腹痛について、石田氏は「15代続く過敏性胃腸炎なんです。私の家では“三成腹”と言うんです。昨日も実はそうでした。薬で抑えてきたんですけど」と笑いながら明かすと、岡田は「噂は本当だったんですね」と納得していた。

 もし西軍が勝っていたらどうなったか、という質問には東出が「群雄割拠の時代が100年くらい続いたんじゃないかなと思います」と持論を語った。岡田はこれに対し「その通りじゃないかと思います。さすが(笑)」と、また東出をいじりながら「(西軍が勝ったら)きっと揉めると思います。家康公だったからまとまったのかな」としみじみとコメント。

 原田監督は「日本人の考え方はもっと合理的になっていたと思います。三成は『理にかなう』という事を第一に考えていた人なので」と自身の意見を述べた。

 最後に岡田が「本当に今日はありがとうございます。時代劇をつくるのは意義のあることだと思います。また是非足を運んで、色々と語ってください」と呼びかけた。【取材・撮影=小池直也】