地上1階 店内の様子

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 9月7日にリニューアルオープンする「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」原宿本店の内部が公開された。9月3日に営業を終了したウィメンズ館とメンズ館を統合。ディレクターの小木基史は「これだけ濃い館は世界中にどこにもない」とし、アートを取り入れた内装や、作り手の顔が見えるようなセレクトで「ファッションを楽しんでもらいたい」という思いが込められた。
 リニューアル後は「ユナイテッドアローズワン(UNITEDARROWSONE)」をコンセプトに掲げ、地下1階はデザイナーズコレクション、地上1階は「ユナイテッドアローズ アンド サンズ(UNITED ARROWS & SONS)」、2階はウィメンズと生活雑貨、3階はスーツをメインにした売り場を構成。カテゴライズフリーのラインナップが最大の特徴で、ウィメンズブランド「ハイク(HYKE)」の別注として男性も着られるサイズを展開するほか、2階にメンズの商品を一部導入するなどミックススタイルを提案する。オープン時のウィメンズの比率は全体に対して2〜3割程度だが、将来的には5割程度まで高めていく予定。
 セレクトショップの原点に立ち返り、独自のセレクト商品とオリジナルのコンセプトを持った自社ブランドをメインとした構成で、ファッションアイコンとしても注目を集めるロシア出身のヴィカ・ガジンスカヤが手掛ける「ヴィカ・ガジンスカヤ(VIKA GAZINSKAYA)」や日本のジュエリーブランド「スウェード(8UEDE)」、英国の高級紳士靴ブランド「ジョンロブ(JOHN LOBB)」からスタートしたウィメンズコレクションなどが新たに加わる。クラシックとニューエイジが融合した商品展開も特徴の一つで、雑貨では世界中にコレクターを持つ「ベルント・フリーベリ(Berndt Friberg)」から若手の作家まで国内外の陶芸品なども販売。3階には鴨志田康人の部屋をイメージし、"通"に向けたメンズ売り場も設けた。
 1階はユナイテッドアローズ アンド サンズ以外にウィメンズ商品や雑貨を並べ、男性だけではなく女性にも見てもらえるよう工夫した。内装では、パブロ・ピカソの絵皿をはじめ、美術家の森洋史や菅木志雄といったアート作品を展示。エントランスの通路には、週末限定で古着や野菜といったさまざまな出店者を迎える「束矢商店」を配置するなど、人と物の距離を縮めコミュニケーションを重視した小売の形を目指す。