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LINEの格安通信サービス「LINEモバイル」がスタートしてから9月5日で1年が経過した。競争激しいMVNO業界のなかでLINEモバイルは存在感を示せただろうか。

LINEモバイルの先行サービス提供から1年。LINEは「LINEモバイルの1年」と題した各種データを公表した。過去1年について振り返ったもので、顧客満足度の高さを示す受賞歴、契約者のプラン選択の割合ほか、これまでの取組みについて示したものとなっている。

LINEモバイルの特徴は、特定のアプリ利用に関して通信量をカウントしない「カウントフリープラン」があること、LINEアプリを介したユーザーサポートがあることなど。今回の公表でも、このあたりが強調された形だ。

○LINEモバイルは存在感を示せたか

では、1年の取組みを踏まえて、LINEモバイルは業界内で存在感を示せたのだろうか。残念ながら、契約者数については明かされたことがなく、非公表のまま。存在感をうかがい知るには、調査データから推測するほかない(調査結果の差がありあくまで参考程度とすべきだが……)。

少し古くなるが、MMD研究所が今年3月公表のデータでLINEモバイルのシェアは1.2%だった。同時期に国内MVNO市場の独自サービス型SIMの回線契約数は810万回線であり、ここからすると、3月段階では10万ユーザーに満たない状態だったと推測される。ICT総研が6月に公表したMVNOシェアでも、LINEモバイルは上位には食い込めていないことから、爆発的なユーザー拡大とまでは行っていないこともわかる。

ひとつ言及すべきは、LINEモバイルは後発であること。そのため、過去1年の取組みは、他社が実施済みの案件ばかりだ。たとえば、量販店を活用したタッチポイントの拡大、サポート体制の拡充、オプションサービスの拡充などだ。

となると、期待するのは次への展開である。LINEモバイルは今年3月に事業戦略を発表したが、その多くは実施済み(TVCMによる認知度拡大、通話定額オプションの提供、店舗拡充)となっており、次の施策が注目されるところだ。これからどう攻めていくのか、LINEモバイルに期待すべきはこれから。MVNOのシェア上位に顔を出す日は来るだろうか。