トヨタはインドネシアでも圧倒的な存在感を誇るメーカーだ。特にジャカルタ市内にいるとトヨタ車の存在感が際立っている。日本と同じようにたくさんのアルファード/ヴェルファイアが走っているからだ。

完成車として輸入されるアルファードは、インドネシアでは1000万円級の価格になるが、それに乗るVIPユーザーがたくさんいるのだ。タイのバンコクでもアルファードを見かける機会が多かったが、ジャカルタではバンコク以上に多くのアルファードが走っている印象だ。

アルファードはパーソナルユーザーではなく、VIPユーザーがショーファードリブンとして使う例が多いようだ。その証拠に白バイの先導で走るクルマの中にアルファードがとても多かったからだ。ロールスロイスやSクラスと互角の扱いである。

インドネシアショーでは、アルファードに手が届かないユーザー向けにヴォクシーを投入していた。インドネシアでは3列シート車の人気が高いが、電動スライドドアを採用する例は少なく、アルファードに続く高級車としてヴォクシーを位置付ける戦略のようだ。さらにコンパクトなのに電動スライドドアを持つシエンタも販売している。

また日本で発売されたばかりのC-HRのハイブリッド車も出展されていた。これはトヨタの技術力をアピールするという側面があるのだろう。

インドネシアではミニバンのキジャンが有名だ。トヨタは1997年にインドネシア専用車としてキジャンの初代モデルを投入し、数年ごとにフルモデルチェンジを重ねた結果、2016年には6代目キジャン・イノーバを発売している。

  

イノーバは新興国向けの専用モデルであるIMVシリーズのひとつとして開発されているモデルで、タイではハイラックスやフォーチュナーなどが姉妹車として生産されている。インドネシアではベンチャーと呼ぶ派生車種も展示していた。

もうひとつ注目されたのはハイエース・ラグジュアリーとして出展されていたモデル。なんと2〜3列目を独立したキャプテンシートとした4列シート10人乗りのモデルで、革張りのシートが文字通りラグジュアリーな雰囲気を漂わせていた。

    

(村木哲郎)

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