アンカーを任された山口も「なかなか上手く相手を捕まえきれなかった」と嘆いた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[ロシアW杯アジア最終予選]サウジアラビア1-0日本/9月5日/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティー
 
 0-1で敗れたサウジアラビア戦後、山口蛍は反省しきりだった。
 
「なかなか上手く相手を捕まえきれなかった。前から行くにしてももうちょっと上手く、全体的にはめ込んでいかないといけなかった。試合を通じてずっとそういう流れで行っていたのかなと思います」
 
 自在にポジションを変える相手選手に翻弄され、日本のプレスはまったく機能しなかった。試合のペースは完全にサウジアラビアへ渡り、状況を改善できないまま63分に失点。オーストラリア戦であれだけハマった日本の守備戦術は、いとも簡単にサウジアラビアによって崩壊した。
 
 ジッダの酷暑がプレスの出足を鈍らせたのは間違いないだろう。ただ、日本の対応力が不足していた面も否めない。前線からのプレスがハマらない時のソリューションが、少なくともこの試合では示せなかった。
 
 山口が反省するのも、まさにその点だ。

「試合内容によって臨機応変にできればいい。課題は自分たちで見つめなおして次につなげなきゃいけないと思うし、中盤3枚の良い面も悪い面も、試合の中で上手く修正できる能力を自分たちがつければ、3枚でも、もうちょっと上手くできると思う」

 相手の出方に合わせてピッチ内でどう修正するか。俊英ボランチが、その答を見つけた時、ハリルジャパンはチームとしてひとつ上にステップに到達できるだろう。

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