「男の絶唱」(D・E・Fタイプ)の発売記念イベントを開催した氷川きよし

 氷川きよしが5日に、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で、同日リリースを迎えた最新シングル「男の絶唱」(D・E・Fタイプ)の発売記念イベントを開催した。6日に40歳の誕生日を迎えた氷川にとって、30代最後のステージ。ファンに祝福された氷川は「男の絶唱」などを披露。30代を一言で泥の中から綺麗な花を咲かす「睡蓮」と例え、「苦労して悩んだ中で自分の人生を歌で表現したい」と40代の抱負を語った。

30代最後のステージ

氷川きよし

 氷川の最新シングル「男の絶唱」のA・B・Cタイプは、3月7日の発売以来、セールス10万枚を超えるロングヒットを記録。今作は30代最後の年となる30作目のシングルで、現在の氷川に相応しい“男の決意”を朗々と歌い上げた作品となっている。

 A・B・Cタイプの好調なセールスを受けて、5日に「男の絶唱」の新たな形態Dタイプ、Eタイプ、Fタイプを発売し、この日はその発売を記念してのイベントを開催した。

 茶色のスーツ姿で登場し「きよしのズンドコ節」でイベントを開始すると、「改めまして皆さん、こんにちは。お元気ですか。今日は9月5日、『男の絶唱』のニュータイプの発売記念イベント、池袋サンシャインシティにようこそお越しいただきまして、本当に皆さん、ありがとうございます」と挨拶。

 「実は、明日9月6日が僕の誕生日なんですけれども、皆さんにこの僕の新しい作品を是非、お持ち帰りいただきたいと思いまして、誕生日の前の日に発売日を設けていただきました。日本人として、日本の演歌を、日本人としてのプライドで、演歌を歌っております。そんな思いをこめて歌わせていただきました。30代最後の、この30代の10年の思いを込めてレコーディングをさせていただきました。是非この曲を覚えていただいて、聴いていただいて、そして皆さんの人生の励みにして聴いていただければ、大変幸せに思います」と6日に40歳を迎える前に改めて30代を振り返った。

 集まった2000人の観客から、翌日の誕生日に合わせて、会場いっぱいの「おめでとう」コールをもらうと、「ありがとうございます。感謝、感謝でございます。もう40歳ですよ。信じられないです。あっという間に40歳ですよ」と返した。

氷川きよし

 また、この夏を振り返り、8月5日のNHK『思い出のメロディー』で司会を担当したことについて「身に余る大役をいただいて、伝統あるNHKの夏の紅白という、世界にも見られている格式の高い番組なので、緊張しましたが、精一杯やらせていただきました。憧れのスターの方々がいっぱいご出演されていたので、とても勉強になりました」と語った。

 8月26日にはさいたまスーパーアリーナでおこなわれた『アニサマ2017』にサプライズ出演し、2万7000人の観客の前で『ドラゴンボール超』のオープニング曲「限界突破×サバイバー」を歌唱した。「ドラゴンボールの歌はすごく好きだったので、アニサマに出させてもらって、すごく気持ちよかったです。ジャンルを超えて挑戦させていただいているということはありがたいですし、僕の中では音楽の隔たりはないので、今回の『限界突破×サバイバー』はとても素敵な作品で、かっこよくて好きです」と話した後に「限界突破×サバイバー」を熱唱した。

 さらに、氷川は「もう一曲、POPSを歌わせてもらいたいと思います。今回、NHKさんの番組でコラボさせていただいて、GReeeeNさん。これまでのいろいろなGReeeeNさんの作品を見させていただいたんですが、それぞれに思想があって、そこに若い人たちが共感して、たくさんの人たちを歌で励ましている。すばらしいなと思いましたし、僕もそうでありたいなと思いました」と語ると、GReeeeNが書き下ろしたNHKラジオ深夜便『深夜便のうた』7〜9月期の「碧し」を歌い、会場は熱気で満たされた。

30代は「睡蓮」

氷川きよし

 その後改めて「男の絶唱」D・E・Fタイプの話題になると、「それぞれ違うタイプのカップリング曲が入っていますので、それぞれお好きな曲を選んでいただいて、お楽しみいただきたいと思います」と、それぞれ「酒場のひとりごと」(Dタイプ)は友達への感謝の思い、「芝浜恋女房」(Eタイプ)は奥さんへの感謝、「片恋のサルサ」(Fタイプ)は恋人がいる片思いの相手にも感謝という、それぞれが“感謝”がテーマであることを説明し、それぞれを1コーラスずつ届けた。

 イベントのラストは「男の絶唱」で締めくくる。「2017年、30代最後のシングル。この10年の思いをこの曲にかけて歌わせていただきます。泥に咲く花『睡蓮』のように私は生きてまいりたいと思います。応援、よろしくお願いいたします」とフルコーラスの熱唱でイベントは終了。

 氷川は「本日は平日のお忙しい中、お越しいただいてありがとうございました。年末に向けて精一杯、氷川きよしらしく頑張っていきますので、どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします」と礼を述べ、ステージを去った。

 終演後、取材に応じた氷川は、「(30代までで)まだまだの自分ですが、ここまで自分が夢に思い描いていたことは皆様のおかげで全部叶えられてきているので、ありがたいなと思いますし、本当に感謝しています。今後は自分のイメージと違うような事にもチャレンジしたい。全然違う氷川きよしも見て頂きたいと思う。歌い手は作品によって雰囲気もイメージも変わるので、40代にしか表現できないような楽曲にもチャレンジしたい」と40代の意気込みを語った。

 そして「日本人なので、日本人としての思いを伝えていく中心が演歌だが、ひとつの形にとらわれずに色々な事を伝えられるように、多くの事にチャレンジして行きたい。10年、20年後の夢に向かってしっかりと頑張りたいと思う」と決意表明。
 
 「30代を漢字で表すと?」と聞かれると「『睡蓮』です。泥の中から綺麗な花を咲かす花。苦労して悩んだ中で自分の人生を歌で表現したい。自分も人間だから完璧ではない。日々成長して睡蓮の花を咲かせていきたい」と例えてみせた。