中国では毎日のようにテレビで抗日ドラマが放送されている。「手刀で日本兵を切り裂く」など、近年は破天荒な描写が批判の対象となっている抗日ドラマだが、数ある抗日ドラマのなかで共通しているのは「登場する日本兵が卑劣で極悪非道」であるという点だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では毎日のようにテレビで抗日ドラマが放送されている。「手刀で日本兵を切り裂く」など、近年は破天荒な描写が批判の対象となっている抗日ドラマだが、数ある抗日ドラマのなかで共通しているのは「登場する日本兵が卑劣で極悪非道」であるという点だ。

 こうした描写の影響のせいだろう、中国では日本人は卑劣であると誤解し、そして現代の日本人もまた卑劣であると誤解している人は少なからず存在するが、実際の日本人の姿を見ると抗日ドラマの描写と現実は実は違っているということに気づくようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本のごくありふれた一般家庭の日常の様子を撮影した写真を複数掲載しつつ、「現代の日本人は抗日ドラマに出てくる日本兵とはぜんぜん違う」と伝える記事を掲載した。

 記事は、3人の子どもを持つ日本人の一般家庭を例に「子どもの七五三の写真」をはじめとする、日本人のごく一般的な生活を写した写真を掲載。どの写真においても、夫婦と子どもが幸せそうな様子で写っているほかは、特筆すべきものは何もないような写真だ。

 ただ、幸せそうな様子だけあって、顔つきは皆が穏やかで、抗日ドラマに登場する日本兵の卑劣な描写とは確かに大きな乖離がある。つまり、抗日ドラマにおける日本兵の描写は中国国民に間違ったイメージを植え付けかねない、正確性に欠ける描写と言えるが、こうした抗日ドラマが今も放送されているというのは、日中の相互理解にプラスの役割を果たしているとは到底思えないものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)