日本の大学が大きく順位を落とした世界大学ランキングの結果に、衝撃が広がっている。

世界大学ランキング2018が公開

イギリスの教育専門誌Times Higher Education(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」は5日、「世界大学ランキング2018」を発表した。

1位はオックスフォード大学(英)、2位はケンブリッジ大学(英)、3位はカルフォルニア工科大学(米)とスタンフォード大学(米)。10位のチューリッヒ工科大学(スイス)を除き、トップ20をイギリスとアメリカの大学が独占した。

アジアで最もランクが高いのは、22位のシンガポール国立大学。中国の名門である北京大学(27位)と清華大学(30位)も上位にラインクインした。

「東大」46位、「京大」74位

日本の大学を見てみると、200位以内にランクインしたのは46位の「東京大学」と、韓国のソウル大学校と並んで74位の「京都大学」の2校のみ。東京大学は昨年の39位から7ランクダウンし過去最低の順位となった。

また、201位〜250位内に「大阪大学」と「東北大学」。251〜300位に「東京工業大学」。301〜400位に「名古屋大学」と「九州大学」、401〜500位に「北海道大学」と「東京医科歯科大学」「筑波大学」がランクインしている。

東京大学安田講堂=2017年3月4日撮影

ネット上は「ヤバい」「転落の一方」

ランキングは「論文の引用頻度」や「職員数」「収入」「留学生数」など13の指標で評価されている。

東京大学が順位を下げたのは、研究資金の不足や中国などアジアの大学が急速に順位を上げていることが主な原因と分析されている。

結果を受けて、ネット上には「ちょっとヤバくないか?」「転落する一方…」「今後のノーベル賞は、日本人では厳しいのでしょうか?」「国が教育にお金かけないと衰退するよね」など反響が続々。

「日本の大学は経営を“ビジネス”ととらえる感覚が無さすぎる」「制度改革しないとダメじゃないかなぁ」「国策として解決すべき事案」「見直しを急げ」など、改革を求める声も投稿されている。

政府目標は「100位以内に10校以上」

政府は2013年に閣議決定した「日本再興戦略-JAPAN is BACK」で、「主な成果目標」として大学ランキングを重視している。

今後10年間で世界大学ランキングトップ 100 に我が国の大学 が10校以上入ることを目指す

「人材・教育システムのグローバル化」や「英語による授業拡大」、「国立大学のイノベーション機能強化」や「人事給与システム改革による、優秀な若手・外国人研究者の活躍の場の拡大」「運営交付金の在り方の見直し」など大学改革を進めると記されている。