ブッフォンは批判を浴びるヴェントゥーラ監督に対し、「僕らは付いていく」と信頼を強調した。(C)Getty Images

写真拡大

 現地時間9月5日のワールドカップ欧州予選で、イタリア代表はホームでイスラエル代表に1-0で勝利した。だが、低調な内容に観客からはブーイングが飛び、選手たちはその観客に不満を表わしている。
 
 3日前のスペイン戦で0-3と完敗し、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督のフォーメーション(4-2-4)がサポーターやメディアからこき下ろされたアッズーリ。だが、指揮官は再び前線に同じメンバーを起用し、路線継続を強調して勝利必須のイスラエル戦に臨んだ。
 
 しかし、開始早々の決定機をアンドレア・ベロッティが決められなかったイタリアは、ボールを保持しながらもイスラエルの守備をこじ開けられず。逆に守護神ジャンルイジ・ブッフォンがセーブを強いられる場面もあり、スコアレスのまま前半を終えたときには観客から激しい指笛が飛んだ。
 
 それでもイタリアは後半、アントニオ・カンドレーバのクロスからチーロ・インモービレのゴールで均衡を破ると、そのまま逃げ切りに成功。グループGの2位を確保し、プレーオフ出場に前進した。
 
 スペイン戦での大敗を払拭するほどの勝利だったとは言い難い。だが、司令塔のマルコ・ヴェッラッティは試合後、「ブーイングには納得できない。僕らのプレーは悪かったわけじゃない」と、パフォーマンスへの批判に反論した。イタリアの『メディアセット』がコメントを伝えている。
 
「フランスを見てくれ。彼らはルクセンブルクと引き分けた(0-0)。勝つのは決して簡単じゃないんだ。残念なことに、イタリアはいつも悲観的なんだよ。良いパフォーマンスならべた褒めで、悪ければ無能扱いされる。僕らはほぼすべての試合で勝ち、スペインに負けただけだ。今日はもっと早くに勝負をつけることもできたはずだけど、僕らは満足している」
 
 また、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ブッフォンも「糸口を見つけられなかったときにブーイングされた」と、観客の反応に不満を伺わせた。
 
「イタリアではボールポゼッションが好まれないんだ。スペインがパスを100本つなげば拍手されるんだけどね。だから、僕らは(ブーイングされて)無理なプレーをしなければいけない時があった。僕らは信頼して監督についていく」
 
 11月のプレーオフで本大会出場を争うことが濃厚なイタリア。1958年大会以来、14大会連続でワールドカップ出場中のアッズーリは、ロシアへのチケットを手にし、手厳しいファンを納得させられるだろうか。