精神科病院の「身体拘束」はどうあるべきか?

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9月7日(木)の『ハートネットTV』(Eテレ、毎週月〜木曜20:00)は、月1回の生放送で、WEB連動企画“チエノバ”の日。“チエノバ”とは、誰にも言えない悩み、「こんな一歩を踏み出してみた」という経験など、番組に寄せられる“声”を視聴者の“知恵”に変えるための場。今回は、「精神科病院の“身体拘束”を考える」をテーマに送る。

今年5月、日本の学校で英語を教えていたニュージーランド人のケリー・サベジさんが、神奈川県の精神科病院に入院後、両手両足、腰をベッドに拘束される身体拘束を受け、10日後に亡くなった。「彼はなぜ死ななくてはいけなかったのか」そのニュースは世界中に発信され、日本の精神医療が世界から注目されることになった。

そもそも精神保健福祉法では、身体拘束は「本人や他人が傷つく恐れがある場合」と限定され、人権の観点から最小限にしなくてはならないとされている。しかし厚労省の調査によると、身体拘束を受けた人の数は、ここ10年で2倍近くに増加。拘束による肺塞栓病で亡くなったケースも起きている。肺塞栓病とは、肺動脈に血液の塊(血栓)が詰まる病気のこと。

番組に寄せられた身体拘束された経験のある当事者やその周囲の方々の証言に触れながら、精神科医の斎藤環氏や評論家の荻上チキ氏と共に、日本の精神医療や身体拘束のあり方について考える。