サイバー犯罪は重大でシステミック=クレイトン米SEC委員長

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[ニューヨーク 5日 ロイター] - クレイトン米証券取引委員会(SEC)委員長は5日、サイバー犯罪の潜在リスクや詐欺に使用される新技術を小口投資家が理解できるよう、当局による支援強化が必要だとの考えを示した。

クレイトン委員長はニューヨーク大学でのパネルディスカッションで、自分の任期における最重要課題の1つがサイバーセキュリティーだと主張。「サイバー問題による重大なシステミックリスクに関する米国小口投資家の理解に、わたしは満足していない」と述べ、「これに関する情報開示を改善させたい」と話した。

SEC執行部門の共同責任者であるステファニー・アバキアン氏は、市場で有利な立場を得るために情報を盗むサイバー攻撃が増えていることをSECは懸念していると述べた。さらに、機密情報の保護やサイバー空間に関連する情報公開の不備、「イニシャル・コイン・オファリング(新規仮想通貨公開=ICO)」の拡大などへの適切な対処を金融機関に確実にさせることも重要だとした。

SECは7月、ICOを通じ新興企業が調達した金額は年初から10億ドルに達したとし、ICOが証券関連法による厳しい規制対象になり得るとの判断を示した。