国際オリンピック委員会のサマランチ・ジュニア副会長がこのほど北京を訪れ、北京で開かれる成都国際マラソンの公式記者会見に臨んだ。

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国際オリンピック委員会(IOC)のサマランチ・ジュニア副会長がこのほど北京を訪れ、北京で開かれる成都国際マラソンの公式記者会見に臨んだ。サマランチ・ジュニア副会長は、「中国におけるスポーツ発展の可能性は極めて大きい」と期待を寄せると同時に、父親である故サマランチIOC前会長と中国スポーツとの切っても切れない縁について回顧した。中国新聞網が伝えた。

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サマランチ氏はIOC会長在任中の21年間に、中国スポーツ事業の発展に多大な貢献を果たした。1984年のロサンゼルス・オリンピックで、許海峰選手(射撃)が中国に初の金メダルをもたらした。同選手に金メダルを授与したのは、当時会長を務めていたサマランチ氏だった。

サマランチ・ジュニア副会長は、取材に対し、「父と中国との切っても切れない縁は、この特別な意味を持つメダル授与式から始まった」と話し、以下の通り続けた。

「父・サマランチは、中国に対してとても深い感情を抱いていた。父が成し遂げた最も重要な業績の一つは、中国がオリンピックで重要な一歩を改めて踏み出す手助けをしたことだ。全てが1984年に始まった。父はロサンゼルス大会で、自らの手で、中国が五輪史上初めて獲得した金メダルを授与したのだ」。

サマランチ氏は1986年、成都で初めて開かれた大型マラソン大会に、大会運営費の一部として1万ドル(約110万円)を寄付した。

サマランチ・ジュニア副会長は去年、父の遺志を継ぐ形で、IOC副会長に選ばれた。彼も父親と同じように、中国のスポーツ発展に対して非常に高い期待を抱いていた。「中国は、体育事業において他国に後れを取っていた状態から、今では世界スポーツ大国の上位に名を連ねるまでとなった。夏季大会での中国の活躍ぶりは素晴らしく、卓越した成績を残すことができた」とサマランチ・ジュニア副会長。

中国が2022年冬季オリンピックの開催権を獲得してから、ウインタースポーツ関連産業が目覚ましい発展を遂げている。冬季五輪によって中国にもたらされる変化について、サマランチ・ジュニア副会長は次の通りコメントした。

「2022年冬季オリンピックの準備作業も、完璧に進行中だ。このような状況も、冬季オリンピック発展に対して多大な推進作用を果たしている。中国が各種スポーツ競技で、バランスの取れた発展を実現するスポーツ大国となると確信している」。

「また、中国が2022年冬季オリンピックを必ず成功させると信じている。私は、2008年北京オリンピックの成功をこの目で見届けた。中国は人口が多く、経済発展を遂げ、かつ成功の経験を持っている。中国が盛大な冬季オリンピックを成功させることは間違いない」。(提供/人民網日本語版・編集KM)