常に流行を取り入れて進化するマルーン5による中毒性抜群の1曲「ホワット・ラヴァーズ・ドゥfeat.SZA」(Song Review)

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 「ペイフォンfeat.ウィズ・カリファ」(2012年)や「シュガー」(2015年)などの大ヒットで知られるポップ・ロック・バンド、マルーン5が、2017年第二弾シングル「ホワット・ラヴァーズ・ドゥfeat.シィザ」を2017年8月30日に急遽リリースした。

 フィーチャリング・ゲストには、女性R&BシンガーのSZA(シィザ)がクレジットされている。シィザは、昨年大ヒットしたリアーナの『アンチ』やケンドリック・ラマーの『アンタイトルド・アンマスタード』にもゲストとして招かれ、今年6月にリリースしたデビュー・アルバム『Ctrl』が、米ビルボード・アルバム・チャート最高3位、R&Bチャートでは1位を獲得するなど、大活躍をみせている注目の新人。本作『Ctrl』は、2018年の【グラミー賞】へのノミネートが予想されている。

 「ホワット・ラヴァーズ・ドゥfeat.シィザ」は、シィザのハスキーでパワフルなボーカルと、マルーン5のフロントマン、アダム・レヴィーンのセクシーなファルセットが交互に絡み合う、デュエット形式のナンバーで、お互いの気持ちを問いかけ合う歌詞と、ループされるフックが頭にこびりつく。サウンドは、思わずステップを踏みたくなるテンション高めのエレクトロ・ポップで、トロピカルハウスを取り入れた2016年のシングル「ドント・ワナ・ノウfeat.ケンドリック・ラマー」に近い印象を受ける。ファンクやロックなどが中心だった初期の作品と聴き比べると、音楽性はまったく違うが、常に流行を取り入れて進化するのが、マルーン5のスタイルだ。

 ソングライターには、アダム・レヴィーンとゲストのシィザに加え、カルヴィン・ハリスやケイティ・ペリーなどの最新曲を担当したトラックメイカー=スターラや、「セクシャル」(2016年)のヒットで知られるスウェーデンの音楽プロデューサー=ネイキッド、そして、ニック・ジョナスやデミ・ロヴァート、マドンナなどのトップアーティストを手掛ける、ジェイソン・エビガンがクレジットされている。ジェイソン・エビガンは、この曲のプロデュースも担当していて、前作『?』にも「イット・ワズ・オールウェイズ・ユー」、「カミング・バック・フォー・ユー」の2曲を提供している。

 その前作『V』のリリースから既に3年が経過しているが、6枚目のスタジオ・アルバムは未だリリースされていない。2016年10月に全米最高6位をマークした「ドント・ワナ・ノウfeat.ケンドリック・ラマー」と、今年2月にリリースされた「コールドfeat.フューチャー」、そして新曲「ホワット・ラヴァーズ・ドゥfeat.シィザ」の3曲が収録される予定のニュー・アルバムは、おそらく、年内にリリースされるだろう。


Text: 本家 一成

◎「ホワット・ラヴァーズ・ドゥfeat.シィザ」音源
https://youtu.be/3NmGGGlHpxQ

◎リリース情報
「ホワット・ラヴァーズ・ドゥfeat.シィザ」
マルーン5
2017/8/30 RELEASE