昨日5日(2017年9月)午前11時ころ、羽田からニューヨークへ飛び立った日本航空(JAL)6便が、離陸時に左エンジンから数度にわたって炎が噴き出した。同機は燃料を放出したのち、正午過ぎ羽田に無事戻った。乗員乗客251人に異常はなかったが、エンジンが破損していることがわかり、国交省が原因究明を急いでいる。

同機は離陸時に、左エンジンからボンボンと4、5回異音を発し、炎を噴き出した。高度が上がって旋回する際にも、炎を噴いており、この様子は空港にいた人が映像に捉えていた。

機長ははじめ、鳥が吸い込まれた「バードストライク」と見て引き返しを決め、房総半島沖の太平洋上で旋回しながら燃料を捨てて機体を軽くしたのち、羽田に緊急着陸した。しかし、エンジンを調べたところ、バードストライクではなく、エンジンのタービンの一部が破損しているのが見つかった。

事実、離陸後の滑走路には、エンジンの部品の金属片が飛び散り、草むらからは白煙が上がって、空港職員が消火作業や破片の回収を行った。

エンジン破損の原因は?

国交相によると、損傷はエンジンの後部、タービンの羽の一部が損傷・変形していた。これが、異常燃焼によるものか金属疲労によるものかなど、詳しいことはまだわかっていない。

JALでは、出発前には目視で点検しているほか、1カ月、1年、4〜5年ごとに点検をしており、この日の出発前の目視では、異常は見つかっていない。しかし、点検での見落としの可能性もある。

専門家によると、エンジン破損の原因は2つ考えられるという。ひとつは、なんらかの原因で異常燃焼が起こり、高温でタービンの羽が変形した。もうひとつは、長時間の使用による金属疲労。いずれにしても、原因いかんでは、世界中で使われている同型機の飛行に影響しかねない。

ボーイング777はベストセラーで、世界約70社で約1500機が使われている。JALも13機を保有している。この日も午後、同型機が代替機として乗客を乗せ、ニューヨークへ飛び立った。

司会の加藤浩次「乗客が、エンジンの異音を聞いているんですね」

飯田泰之(経済学者)「それが機体(エンジン)由来なのか、整備由来なのか」

宮崎哲弥(評論家)「なぜ破損したのかを、早急に解明しないといけない」

加藤「異常は起こりうる」

かつてJALは、「世界一安全」と言われた航空会社だったのだが......。