北朝鮮は3日、咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡にある豊渓里(プンゲリ)の核実験場で、6回目の核実験を行った。その翌日から中国は、北朝鮮との国境にある一部の税関を閉鎖する構えを見せていると、中国のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。

情報筋は、中国吉林省延辺朝鮮族自治州琿春市の圏河通商区の関係者の話として、4日から税関を閉鎖する準備を行っており、北朝鮮に滞在中の中国のビジネスマンや商人に帰国するよう連絡していると伝えた。

閉鎖は5日から実施されると情報筋は伝えているが、中国版Twitterの微博(ウェイボー)に関連したツイートは見られない。

9ヶ所ある中国と北朝鮮の間の税関のうち、圏河税関は規模が2番目に大きい。

最大規模で、中朝貿易の7割を担っている丹東の税関について情報筋は、閉鎖するかどうか知らないと述べた。

中国は、北朝鮮に与える影響が相対的に少ない税関を閉鎖することで、警告のメッセージを送ろうとしている可能性がある。核実験とミサイル発射実験を続ければ、さらなる国境閉鎖も辞さないとの姿勢を伝える目的からだ。

情報筋は、かねてから北朝鮮に甘いとの批判があり、今回の核実験でさらに苦しい立場に置かれた中国は、いっそう締め付けを強めるだろうと見ている。

一方で、北朝鮮への警告の意味は薄いとする見方もある。

中国商務省は先月14日、国連安全保障理事会で採択された制裁決議2371号に伴い、北朝鮮産の鉄、鉛、海産物などの輸入を全面禁止すると発表したが、この関連措置に過ぎないというものだ。

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ある北朝鮮問題の専門家によれば、中国は今までも、北朝鮮が核実験などを行なう動きを見せれば、税関を一時的に閉鎖していた。今回、税関の閉鎖に踏み切っても、国際社会へのポーズに過ぎず、ほとぼりが冷めればまたこっそり閉鎖を解除するかもしれないと、この専門家は述べた。

中国は今年4月、圏河税関を一時的に閉鎖する措置を取っている。北朝鮮が核実験の動きを見せたことと関連があると思われる。しかし、いつの時点かは不明だが閉鎖は解除されている。