アルゼンチンが最下位ベネズエラにホームでまさかの1-1ドロー W杯出場危機に直面

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メッシも不発… プレーオフ圏内5位キープも南米予選は未曾有の大混戦に

 ロシア・ワールドカップ(W杯)出場権をかけてギリギリの戦いが続くアルゼンチン代表が、必勝の一戦で最下位相手にホームでまさかのドローに終わった。

 ロシアW杯南米予選、アルゼンチン対ベネズエラ戦が現地時間5日に行われ、1-1の引き分けで勝ち点1を得るにとどまった。エースのFWメッシも不発に終わっている。

 8月31日に行われた敵地ウルグアイ戦はスコアレスドローに終わり、勝ち点1こそ確保したものの上位との勝ち点差を詰めることができなかったアルゼンチン。知将サンパオリをもってしても、チーム構成に難しさがあることを思い知らされた。

 この日は同予選最下位のベネズエラをホームに迎えたこともあり、勝ち点3獲得はマストとされた。メッシをはじめFWディバラ、MFディ・マリア、MFマスチェラーノをスタメンで送り出し、必勝態勢を敷いた。

 前半から圧倒的にアルゼンチンが押す展開となり、その中心にメッシが君臨した。前半37分には相手マーカー4人に囲まれながらもフィニッシュまで持ち込むなど、ナンバー10の存在感は圧倒的だった。しかしエースへのサポートが足りず、同25分にはディ・マリアが負傷交代でピッチを去るなど、0-0で不穏な空気のままハーフタイムを迎えた。

 すると後半に入って5分、まさかの展開が待っていた。ベネズエラが自陣中央からのロングカウンターを発動すると、アルゼンチンの最終ラインが整っていないところをFWムリージョが抜け出してGKとの1対1を迎える。ムリージョは相手GKの動きをあざ笑うかのようなループシュートを決め、ベネズエラが先制点を挙げた。

 このゴールで、アルゼンチンがようやく目を覚ました。同8分に左サイドを突破したMFアクーニャのクロスに、ゴール前に詰めたFWイカルディが左足ダイレクトでゴールにねじ込み、すぐさま1-1の同点に追いついた。

 だが、その後もアルゼンチンはボールを保持し続けてチャンスを作ったが、フィニッシュ精度を欠き2点目を奪えず試合終了。同日に出場権を争う前節4位のチリがボリビアに0-1で敗れたものの、同6位の伏兵ペルーがエクアドルに2-1で勝利。アルゼンチンはプレーオフ圏内の5位をキープしているが、混戦ムードに拍車がかかっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images