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text:Yasuhiro Ohto(大音安弘)

もくじ

プロローグ
ー 日産リーフ、2代目にフルモデルチェンジ
エクステリア
ー 外観:シャープな近未来テイスト
インテリア
ー 内装:高級セダン並みの静粛性
パワートレイン
ー パワートレイン:走行距離/バッテリー/充電
装備
ー 装備:プロパイロット/プロパイロット・パーキング
グレードと価格
ー 新型リーフ価格情報 315万360円〜
代表モデルスペック
ー 航続可能距離400km達成 スペック詳細

プロローグ

日産リーフ、2代目にフルモデルチェンジ

2017年9月6日、日産の電気自動車リーフが第2世代へとフルモデルチェンジし、世界初公開された。初代リーフは、2009年8月に現実的な価格の国産電気自動車として発表されたことは、まだ記憶に新しい。

2010年12月の発売当初は、24kWhのリチウムイオン電池を搭載し、航続距離が200kmだった。その後もリーフは進化を続け、最終型ではリチウムイオン電池を30kWhまで拡大し、航続距離は280kmまで伸ばすことを実現した。

結果、グローバルで累計28万3000台以上を販売し、世界で最も販売台数の多い電気自動車まで成長を遂げた。

そんな電気自動車の新たな歴史を切り開いた初代の発売より7年を迎えてデビューする2代目は、航続距離を先代デビュー時の2倍となる400kmを実現し、実用性を向上。さらに高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」に加え、自動駐車を実現した「プロパイロット・パーキング」を採用するなど自動運転支援機能も、一歩進んだ内容となっている。

新価格が現行型と同等の315万360円〜399万600円という点も興味深い。日産では新型リーフの魅力を「未体験の驚きの走り」と「未来の運転でワクワクを」としている。では、具体的にどんなクルマに仕上げられているのか、新型の詳細を見ていこう。

 
▶ エクステリア ▶ インテリア ▶ エンジン ▶ 装備 ▶ グレードと価格 ▶ スペック

 
▶ プロローグ ▶ インテリア ▶ エンジン ▶ 装備 ▶ グレードと価格 ▶ スペック

エクステリア

外観:シャープな近未来テイスト

先代のカルガモを連想させる愛らしいマスクを持つ流線型のデザインから一変。新型のエクステリアは、かなりシャープでスポーティなものとなった。

そのスタイルを何処かで見たと感じる人もいるはず。それもそのはずで、日産が2015年の東京モーターショーで初披露したコンセプトカー「IDコンセプト」をモチーフとしているのだ。

5ドアハッチバックを基本とするスタイリングは、今の日産のラインナップにはないCセグメントハッチバックの需要をカバーする役割も担っているのだろう。

走りの良さを予感させるフロントマスクは、新世代日産デザインのアイコンであるブーメラン型のランプシグニチャーやVモーショングリルを採用した力強いものだ。クリアブルーの意匠をフロントグリルに、そして、ブルーモールディングをリアバンパーに取り入れることで、日産の電気自動車であることもアピールしている。

 
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インテリア

内装:高級セダン並みの静粛性

インテリアも一新しており、広いキャビンと高い機能性を両立。ダッシュボートデザインは、日産の新インテリアデザインテーマである「グライディング・ウイング」を採用した上質感とハイテク感のあるものに仕上げている。

シートやダッシュボード、ステアリングなどには、日産の電気自動車であることを表現するブルーのステッチを施した。メーターパネルには、7インチのフルカラーTFTディスプレイを装備。セーフティシールドの作動状況や回生状況を表示するパワーゲージなどをわかりやすく表示できる。もちろん、オーディオやナビゲーション機能の表示も行う。

純正ナビゲーションシステムは、スマートフォン機能を車載システムで活用できる「Apple CarPlay」や「Android Auto」に対応している。また静粛性の向上を目指し、開発初期から、音の侵入経路となる隙間を徹底的になくす緻密な設計を進め、吸遮音材と構造の最適化により遮音性の高い車体を実現させ、欧州高級セダン並みの優れた静粛性能を達成した。

 
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パワートレイン

パワートレイン:走行距離/バッテリー/充電

新e-パワートレインは、最高出力150ps、最大トルク32.6kg-mと大幅に出力性能を向上。パワーアップにより、0-100km/h加速は従来型比-15%、60-100km/hの中間加速は、-30%の短縮を実現し、より電気自動車ならではの加速とレスポンスの良さが味わえるという。


搭載されるリチウムイオン電池も新開発され、容量を40kWまで拡大。結果、航続距離は400km(JC08モード)まで延長されている。新型も、もちろん急速充電に対応しており、40分で約80%の充電が可能だ。

一般的な急速充電の利用制限時間である30分間でも従来型より多くの電気を蓄えることができ、航続距離を拡大。利便性を高めている。今後、さらに出力を向上させたモーターを搭載すると共に、航続距離も拡大させたリーフのハイパフォーマンスモデルを2018年中に投入することも予告されている。

 
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装備

装備:プロパイロット/プロパイロット・パーキング

未来的なのは電動化されたパワートレインだけではない。新型リーフを象徴する新機能が大きく進化した「ニッサン・インテリジェントドライビング」だ。既にセレナとエクストレイルに搭載され、大きな話題を呼んだ自動運転技術「プロパイロット」をリーフにも搭載。これは高速道路の単一車線で、アクセル、ブレーキ、ステアリングの全てを自動的に制御する自動運転レベル2の機能だ。

これにくわえ、駐車を自動化した「プロパイロット・パーキング」を日産車として初搭載。この新機能は、駐車開始から駐車完了まで、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキの全ての操作を自動制御。対応可能な駐車方法は、後向き、前向き、縦列となっており、日常で必要な駐車環境に幅広く適応している。日ごろ運転をしているドライバーでも駐車は苦手という人は多いだけに、どれだけ使い勝手が良いものなのか、期待する人も多そうだ。

そして、もうひとつの目玉となる新機能が「e-Pedal」。電気自動車では、回生ブレーキを利用したアクセルペダルのみで加減速を行えるワンペダル操作が特徴的だが、「e-Pedal」はその魅力を最大限活かしたもので、アクセル操作のみで発進、加速、減速、停止までコントロールできるようにしたもの。

アクセルペダルから足を離すと、回生ブレーキと摩擦ブレーキを自動的に制御し、クルマを減速させ、停車まで行う。また傾斜がある路面でアクセルペダルから足を離しても停車保持が可能だ。これにより通常走行のおよそ9割の減速をアクセル操作だけでカバーできるようになるというから驚きだ。

もちろん、このほかの先進の安全運転支援機能も充実しており、進入禁止標識検知、車線逸脱警告、自動ブレーキ、誤発進抑制機能、後退時車両検知警報、後側方車両検知警報などを採用している。

 
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新型リーフ価格情報 315万360円〜

日産リーフ


新型の日産リーフは、まず日本で10月2日に発売される。その後、米国およびカナダ、また欧州では2018年1月よりデリバリーを開始する予定だ。

リーフS:3,150,360円
リーフX:3,513,240円
リーフG:3,990,600円

 
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日産リーフスペック

航続可能距離400km達成 スペック詳細

車名日産リーフ
モーター 電気モーター:EM57 
バッテリー リチウムイオンバッテリー:40kWh 
全長 4480mm 
全幅 1790mm 
全高 1540mm 
ホイールベース 2700mm 
トレッド 1540mm(前)/1555mm(後) 
車両重量 1490-1520kg 
最高出力 150ps/3283-9795rpm 
最大トルク 32.6kg-m/0-3283rpm 
航続距離(JC08) 400km 
充電時間 16時間(3kW)/8時間(6kW) 
急速充電時間 40分 

 
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