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カゴメはこのほど、「現代人の食卓調査」に関する調査結果を明らかにした。同調査は3月16日〜18日、食事を3食とり、食事について自分で作る・買う・選ぶことがある20〜59歳の男女410人を対象にインターネットで実施したもの。

同調査は対象者から食卓画像を収集し、集められた画像から摂取量や摂取内容を調査した。

厚生労働省が推進する健康作り運動「健康日本21」では、健康増進の観点から1日あたり350g以上の野菜を摂取することを推奨している。だが、3日間の食事画像から野菜の摂取量を調査したところ、1日に350g以上摂取している人はわずか5%と少なく、1日の平均野菜摂取量も目標の350gを大きく下回る132.8gであることがわかった。

1日の平均野菜摂取量別に「朝食」「昼食」「夕食」の摂取の構成を見たところ、1日の平均野菜摂取量が5皿以上(350g以上)と多い人は、「朝食」「昼食」「夕食」で野菜摂取の大きな差はなく、3食バランスよく野菜を摂取していることがわかった。

一方、1皿(70g)程度と少ない人は5皿以上(350g以上)と比べて「朝食」での摂取が少なく、「夕食」での摂取が中心になっていた。野菜が摂(と)れていない人ほど「朝食」「昼食」の野菜不足を「夕食」で補おうとしている実態が明らかとなった。

今回の調査では、1日の平均野菜摂取量は132.8g(2皿程度)となった。そのため1日の平均野菜摂取量を約140g(2皿分)と置き、140g(2皿分)より多いか少ないかで回答者を分類した。

「性別」「年代」「職業」を1日平均である140gより多く摂れている人と摂れてない人に分けて分析した。その結果、性別については、男女共に平均未満の人が約6割となった。また、年代別では、平均未満は20〜34歳の人が約8割と最も多い。職業別では、平均未満の人は会社員やパート・アルバイトなど働いている人が多かった。

1日平均である140gより多く摂れている人と摂れてない人に分けて「メニュー数」や「食事全体の色数」に関して調査したところ、「メニュー数」は、平均未満の人は2品が多い中、平均以上の人は5品以上が最も多かった。また、「食事全体の色数」についても、平均未満は1〜2色が多い中、平均以上の人は3色が多くなっている。

1日平均である140gより多く摂れている人と摂れてない人に分け、「内・中・外食」を調査したところ、全体的に内食比率が高い中で、平均未満は中食比率が高かった。1食あたりの食費は、「摂取してない人」が306円で「1日に350g摂取している人」は394円となり、その差は1食あたり88円もあることが明らかとなった。

料理研究家・管理栄養士の関口絢子先生によると、野菜不足のタイプは4つあるという。

「帳尻合わせタイプ」は、どこかで野菜を摂ろうという意識はあり、夕食に野菜を摂取することが多いタイプとのこと。食事の彩りも全体的に悪くなく、健康的に見えるが、1日の野菜摂取量をトータルで見ると足りていないという。

「気まぐれ摂取タイプ」は、野菜を摂取する日が多い日と少ない日が混在するタイプとのこと。摂取する野菜はレタスやキュウリ、トマトのように品目が偏っており、栄養素的には足りていないという。

「慢性不足タイプ」は、付け合わせのキャベツの千切りや、彩りの葉もの、付け合わせの少量の野菜で、野菜を摂取していると思っているタイプで、適正な量を自覚しない限り、不足状態から脱出できない恐れが高いとのこと。

「糖質過多&インスタント食品タイプ」は、健康な食事に対する意識が低く、加工品や菓子パンなど、カロリー摂取が食事のメインになっているタイプだという。炭水化物が中心で、生鮮品の野菜を摂る事が少なく、カロリー過多で栄養不足に陥ることが多いとのこと。

関口先生は、「朝、昼は時間がない人が多く、それに伴い野菜が不足する傾向は顕著です。素材から買って食すまでに手間がかかることから、意識しない限り、また調理慣れしていない限り、野菜不足を解消するのは現代人のライフスタイルでは難しい状況にある」とコメントしている。