一瞬で心をつかむ「タイトル」のつけ方

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■一番訴えたいことを40字以内に

「昔から人前で話すのが苦手で、言葉で説明しなくても理解してもらえるような資料づくりを心がけてきました」という資料づくりのプロ、森重湧太さん。

その結果、もっとも重視するようになったのが「簡潔さ」だとか。

「資料のトップを飾るタイトルでは特に大切です。タイトルが長いと、それだけで読み手の意欲が低下するので、一番訴えたいことに絞って、40字以内にまとめてください」

「業界1位」や「3億PV(ページビュー)」などの実績があるなら、迷わず取り入れる。誰もが「参考にしたい」「知りたい」と思うキャッチーな言葉だ。

「ただし使うのは最大3つまで。入れすぎると印象がぼやけて、相手に響かなくなってしまいます」

資料の中面では、言いたいことを1ページに1つだけ書くようにする。「スペースがもったいないと思うかもしれませんが、『伝わる』ことが大切。また、データは文中より別枠にしたほうが印象に残ります」

書体は見やすさを考えて「ゴシック系」で統一。インパクトの強い数字や言葉は色で目立たせるのが基本だが、使っていいのは3色まで。色を多用すると、優先順位が曖昧になって、見る人が混乱する。

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▼強みになる実績や特色は、できるだけ取り入れよう

×ネット通販による販売数増加例(A社)
○業界1位のA社が販売数を倍にできた理由

×BCサイト データまとめ
○3億PVの美容総合サイトBC データ全解剖

×新商品パッケージデザインの企画案
○パッケージデザインでランキング1位を目指す企画

×新入社員研修 1日目
○最速で成果を上げるプロの心構え 基礎編

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(1)キャッチーワードで「次が見たい」と思わせる

(2)伝えたいことは1つに絞る

(3)書体は「ゴシック系」で統一する

(4)色数は3つまで。装飾もNG

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森重湧太
東京農工大学大学院修了後、スマートキャンプ株式会社に入社。法人向け資料作成代行サービスの事業責任者兼ディレクターとして、のべ200社以上の資料作成を監修する。著書に『プレゼン資料が劇的改善 見やすい資料の一生使えるデザイン入門』(インプレス)。

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(柳澤 美帆 サンプル資料=森重湧太 撮影=赤尾昌則 編集=中津川詔子)