NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台にもなり、多くの観光客を集めた浜松市北区の「龍潭寺」(静岡県観光協会提供)

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 平成28年度の静岡県の観光交流客数は前年度比2・6%(381万人)増の1億5294万人で、4年連続で過去最多を更新したことが県のまとめで分かった。

 宿泊客数は中国人を中心とした訪日客が減少したため5年ぶりに前年度を下回ったものの、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台となった西北遠地域が7・1%の伸びを見せ、マイナス分を補った。

 観光交流客数は、旅館やホテルなどの宿泊客数と、年間1千人以上が利用する観光施設やイベントの入場者数(観光レクリエーション客数)を合わせた数字。宿泊客数は静岡空港を発着する中国便の縮小などが影響し、1・2%(23万人)減の1943万人と5年ぶりに減少。一方、観光レクリエーション客数は前年度を3・1%(404万人)上回る1億3351万人で、5年連続で増加した。

 観光レクリエーション客数を地域別でみると、西北遠地域が9・7%増と大きく増加。伊豆地域も富士山を望む日本最長の歩行者専用つり橋「三島スカイウォーク」などが好調で、2・6%増えた。

 「直虎ブーム」などを背景とした日帰り客の増加が全体の観光交流客数を下支えした格好で、今後はこうした日帰り客を宿泊を含む県内での長期滞在にいかに結びつけていくかが課題となる。

 地域別の観光交流客数は多い順に、(1)伊豆地域4525万人(2・2%増)(2)富士地域3283万人(0・8%減)(3)駿河地域2489万人(1・8%増)(4)西北遠地域2030万人(7・1%増)(5)中東遠地域1635万人(3・6%増)(6)西駿河・奥大井地域1288万人(6・2%増)−だった。

 また、県内旅行消費額は宿泊費や飲食費などが前年度より増加し、20・1%(5736億円)増の6888億円となった。

 項目別では宿泊費が1979億円で、全体の28・7%を占め、最多。以下、交通費が1568億円(全体の22・8%)、飲食費が1397億円(同20・3%)、入場料・施設利用料が404億円(同5・9%)、その他が52億円(同0・8%)となっている。

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静岡県の地域別観光交流客数(平成28年度)    

観光交流客数/宿泊客数/観光レクリエーション客数

伊豆地域/4525万人(+2・2%)/1125万人(+1・1%)/3400万人(+2・6%)

富士地域/3283万人(−0・8%)/185万人(−7・1%)/3098万人(−0・4%)

駿河地域/2489万人(+1・8%)/171万人(−2・7%)/2318万人(+2・1%)

西駿河・奥大井地域/1288万人(+6・2%)/93万人(+1・0%)/1195万人(+6・7%)

中東遠地域/1635万人(+3・6%)/116万人(+5・7%)/1519万人(+3・5%)

西北遠地域/2030万人(+7・1%)/252万人(−8・4%)/1777万人(+9・7%)

県計/1億5294万人(+2・6%)/1943万人(−1・2%)/1億3351万人(+3・1%)

※人数は千の位を四捨五入。()内は前年度比増減