【潜入取材】千駄木駅前の怪しすぎるラーメン屋に意を決して潜入してみたら激ウマすぎて笑えた件

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東京メトロ千代田線の千駄木駅周辺になんとも怪しげなラーメン屋が存在することをご存知だろうか。日本には各地にたくさんのラーメン屋が存在し、斬新なメニューを扱う店やインパクトの強い名前の店など、個性的な店舗も山ほど存在している。しかし千駄木のそのラーメン屋は何とも怪しく、ヤバそうで、近寄りがたい雰囲気を放ちまくっているのだ。



千駄木の毛家麺店



その店の名前は「毛家麺店(マオケメンテン)」。2000年頃にオープンされたという毛家麺店だが、正面から見れば特に何もおかしなことはない。中華料理寄りのラーメン屋っぽい雰囲気であり、なかなかそそられる外観である。しかしそれは正面から見たときだけに限る。千駄木駅の出口から毛家麺店の方面に向かって歩いて行くと、なんとも異様な光景が目に飛び込んでくるのだ。



壁一面に描かれる毛沢東



なんと、壁一面に中国の初代国家主席・毛沢東の肖像画が描かれているのである。普通ならオススメするメニューの写真や値段を掲載したり、お得なコースの案内でもするべきサイズの看板だろう。毛沢東主席の肖像画を掲載することで中国っぽい雰囲気は出せるかもしれないが、あまりにも特大すぎてラーメン店なのかどうかさえ横からは判別できない。ただただ怪しく、そしてヤバそうなのである。





申し訳程度に担々麺と書かれている模様



その看板をしっかり観察してみると、最下部に中国語で何か書かれていることに気がついた。エアコンの室外機で隠れてしまっているためほとんど読むことができず、そもそも中国語自体もよくわからないが、なんとなく「坦々」という文字が確認できる。恐らく担々麺を売りにしているのだろう。しかしこの文字に気付ける人がどれだけいるのだろうか……。

ヤバすぎてGoogle Mapsでボカシ処理



さらに衝撃的なのは、Googleの提供する地図サービス「Google Maps」のストリートビュー機能では、毛沢東主席の顔がボカシ処理されているのである。



やはり政治的なニオイを感じざるを得ないため、日本人のみならず全世界のネットユーザーが愛用しているGoogle Mapsでは何らかの処理をせざるを得なかったのだろう。それにしてもGoogleからボカシ処理をされる店と聞くとヤバさがハンパない。一体どんな店なのだろうか……。

意を決して潜入取材を敢行!



しかしこれだけ怪しげな外観でありながらも20年近く千駄木の駅前という一等地で営業を続けてられているのは、それだけの理由があるのだろう。見た目のヤバさにビビリつつも、店内に足を踏み入れてみることにしたぞ!

店内にも毛沢東グッズがズラリ



店内はカウンター席と小さなテーブル席があるだけで、恐らく10名も入れば満席になってしまう広さだろう。カウンター席やテーブル席の雰囲気は至って普通である。しかし店内の棚にはやはり毛沢東グッズがズラリと並べられ、インパクト最強な外観ほどではないが店側の中国愛がビシビシと伝わってくるのだ。

担々麺を注文してみる



席につくと店主が気さくに「いらっしゃい」と迎えてくれた。恐らく中国出身の夫婦で経営をしているのだろうか。常連客と思われる人と中国語で会話をしていることもあり、メニューが日本語で書かれていなければ本当に中国に来ているような感覚になってしまうかもしれない。



メニューは麺類が豊富に用意されている他に一品メニューも多く、ラーメン屋寄りでありながらも中華料理ならひと通り網羅しているようなイメージだ。外の看板に書かれていたとおり担々麺がイチオシのようなので、今回は担々麺を注文してみることとした。

本格的な担々麺が登場!



注文を終えて待つこと数分。「お待たせしましたァ〜」とカウンター越しに担々麺が提供された。







あれ……これ、メチャクチャウマそうなんですけど……!!



濃厚なスープがスゴい!



何と言っても目を引かれるのは見た目だけでもその濃厚さが伝わってくるスープ。ドロリとしたスープの上にはラー油と黒ごまが美しく浮かび、中央に添えられたパクチーも良いアクセントとなっている。これ、やっぱり外の看板にはこの写真を載せた方が絶対いいよな……。



見た目を裏切らない激ウマ担々麺



何より肝心なのは担々麺の味なわけだが、見た目を裏切らず完璧なウマさであった。細打ちの麺に濃厚なスープがしっかり絡んでくるのだが、基本的にはやはりゴマの風味が強く、そこにひき肉の旨味がプラスされ、なおかつ辛さは控えめなため万人が食べやすい味に仕上がっているのだ。



そして麺に乗せられたパクチーや、スープの中に隠された山椒の実が素晴らしいアクセントとなっている。これらが口の中に飛び込んだ瞬間に味が一気にアジアンテイストへと変化するのだ。苦手な人は避けることもできるし、本格的でありながらも万人に受け入れられる完璧な担々麺であると言えるだろう。



見た目でビビらず食べてみてほしい



やはり毛沢東主席の特大看板によって、毛家麺店が本格的な中華料理を扱っていることをアピールする意図があるのだろう。実際に他の担々麺とは一線を画した、完成度が非常に高い担々麺を提供しているのは紛れもない事実であり、他の一品料理にも大いに期待できる。

それでもGoogleがボカシ処理をしていることが象徴するように、一般的な感覚では入りにくい店であり、避けたくなってしまう店になってしまうのかもしれないが、それは非常にもったいないことだ。担々麺が好きな方なら外観にビビらず、ぜひ一度は足を踏み入れてみてほしい。

店舗情報



毛家麺店

住所: 東京都文京区千駄木3-34-7

営業時間: 11時〜22時半(平日は15時〜17時が休憩時間)

定休日: 火曜日

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/