酷暑の下で行なわれたジッダ決戦。日本は最後まで勝利を求め、勇猛果敢に戦い抜いたが、この日は1点が遠かった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 サウジアラビアが日本を1-0で撃破し、歓喜の雄叫びを上げた瞬間、遠い南半球では悲鳴が響き渡った。サッカルーズ(オーストラリア代表チームの愛称)はワールドカップ最終予選グループBで3位に終わり、シリアとのプレーオフに回る。

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 6時間半前にキックオフされたタイ戦は2-1の辛勝。45分のシュートを放ちながらわずか2得点に終わり、オーストラリア代表はスタジアムのサポーターやメディアから批判を浴びた。そして結局はその拙攻が、大きく影響した格好だ。
 
 全国紙の『Herald Sun』紙は「オーストラリアのワールドカップへの道はさらに険しく」と銘打ち、サウジ対日本戦を大々的に報じた。
 
「オーストラリアのファンは眠い目をこすりながら地球の裏側のゲームを注視したが、祈りは届かなかった。日本はサッカルーズとのゲームから先発を4選手入れ替えたが、それでもグレードを落とすことなく、主導権を握り続けた。我々が期待した通り勝利へと近づいていたが、あの決勝点はカワシマでさえ防げないファインゴールだった」
 
 シリアとのプレーオフに関しては、「ホームゲームが禁止されているため、彼らはオマーンやマレーシアのスタジアムを間借りしている。サッカルーズがどの国に遠征するかはまだ決まっていないが、シリアは勝てない相手ではない。10月(5日&10日)のこの戦いをモノにし、11月(6日&15日)には北中米へ遠征しなければならない。世界を股にかけるプレーオフが始まるのだ」と、最後は応援モードに切り替えていた。