カンボジアの首都プノンペンの自宅で警察に連行されるカンボジア救国党のケム・ソカ党首(左、2017年9月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】カンボジアの裁判所は5日、外国人らととともに陰謀をたくらんだとして、国家反逆およびスパイ行為の罪で、最大野党のカンボジア救国党(CNRP)のケム・ソカ(Kem Sokha)党首を起訴した。同党首は有罪となった場合、最大で30年の禁錮刑を科される可能性がある。

 裁判所の声明によると、ケム・ソカ党首は1993年から外国の勢力と「秘密の計画」をたくらんでいたとされ、刑法の「国家反逆およびスパイ行為」の条項に基づき、起訴するに足る十分な証拠があったという。

 ケム・ソカ党首は3日未明、首都プノンペン(Phnom Penh)にある自宅で逮捕された。後に同国のフン・セン(Hun Sen)首相は演説で、同党首が米政府と共謀していたと証拠を示すことなく非難していた。

 カンボジアでは来年の総選挙を前に、強権的な政権運営で知られるフン・セン氏と対立する野党勢力やNGOが裁判による締め付けを受けており、またフン・セン氏に批判的な論調で知られ、当局から多額の税金支払いを要求されていた現地紙が4日、廃刊に追い込まれている。
【翻訳編集】AFPBB News