5日、韓国気象庁が、3日に北朝鮮が強行した6回目の核実験による人工地震の直後、陥没に伴う別の揺れが発生していたと発表したことを受け、韓国で批判の声が上がっている。3日の「陥没地震は観測されなかった」との発表を同庁が翻したためだ。資料写真。

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2017年9月5日、韓国気象庁が、3日に北朝鮮が強行した6回目の核実験による人工地震の直後、陥没に伴う別の揺れが発生していたと発表したことを受け、韓国で批判の声が上がっている。3日の「陥没地震は観測されなかった」との発表を、同庁があっさりと翻したためだ。韓国日報などが伝えた。

気象庁は5日、「北朝鮮の核実験発生後の陥没推定地震の分析結果」を発表、地震発生地点から遠く離れた観測所では当初は陥没地震の微弱な信号を見分けられなかったものの、さまざまな帯域フィルターを適用し事後分析を行った結果、陥没地震の地震波形の分析に至ったと説明した。

発表によると、陥没地震の規模はマグニチュード4.4、核実験が行われた約8分後の3日午後0時38分32秒ごろに、核実験により起こった人工地震の位置から南東約7キロ付近で発生したという。

核実験が行われた3日、中国地震局は「崩壊による大規模な陥没が感知された」と発表していたが、韓国気象庁は「韓国国内では観測されていない」としていた。また、国の機関である韓国地質資源研究院も気象庁に陥没地震感知の事実を知らせていたが、気象庁がこれを外部に公開せずにいたことも明らかになっている。

気象庁関係者は5日の会見で、3日の発表について「陥没地震としての揺れの特性は分析されなかったとの説明だった」と釈明したが、ネットユーザーからは「全国民を相手にうそをついたってことか」「隠蔽(いんぺい)なら深刻な問題。本当に知らなかったなら全員辞めるべき」「気象庁の存在理由って何?」「気象庁はただの迷惑集団。解体してくれ。税金がもったいない」など同庁への批判が相次いでいる。

また、「北朝鮮から『遠く離れた』っておかしいだろ」「天気予報も当てられないんだから地震も当たらないよね」「もう期待もしてない」と投げやりなコメントや、「認めたくはないが、韓国気象庁は中国の地震観測技術にも及ばないんだな」「中国も米国も日本もとっくに把握してたことを、なぜいまさら発表?」「韓国に先端科学というものはないのか?」など他国との技術力の差にため息を漏らすコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)