8月1日に行われたリヴァプールとのテストマッチにて、右大腿筋の筋束を断裂し離脱を余儀なくされて来たハメス・ロドリゲス。それから5週間が経ち、ついに実戦復帰することが明かされたのだが、それはワールドカップ出場を争う大一番、ブラジル代表戦ということになりそうだ。

「ハメスはブラジル戦でプレーすることになる。いい状態で試合にのぞめると思うよ」と、コロンビア代表のペケルマン監督は語った。たしかに「バイエルンの医療スタッフとの話し合い」を行なって決断を下してはいるのだが、しかしFIFAの規約上バイエルン側にはそれにあらがう術はなく、特にこれほどの緊張感のある試合での久々の復帰ということで戦々恐々としていることだろう。

本来バイエルン側としては当然のことながら、個人練習をつづけて万全の状態にまで戻したかったことだろうが、果たして代表参加期間中にもしもハメスが再び負傷をしてしまった場合には、バイエルンにはどのような保証が得られるのだろうか?規約上は所属クラブはサラリーをベースに換算、最大750万ユーロを手にすることになり、1日あたりでは最高で2万548ユーロを得ることになる。しかしそれでもバイエルンにとっては、とにもかくにもハメスが無事にバイエルンへと戻ってくることを願ってやまないはずだ。