ミャンマーとの国境に近いバングラデシュのウキヤで、休息を取るロヒンギャ難民ら(2017年9月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ミャンマーでイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の武装集団と同国の治安部隊が衝突したことを受け、主にロヒンギャ難民ら12万5000人近くが隣国バングラデシュへこれまでに流入したことが分かった。国連(UN)が5日、発表した。滞在する避難民の規模が拡大したことで、現地では人道危機の恐れもささやかれている。

 国連によると、衝突が発生した先月25日以降、11日間でおよそ12万3600人が、戦闘が起きたミャンマー北西部ラカイン(Rakhine)州から国境を越えてバングラデシュへと渡ったという。

 バングラデシュに駐在する国連の調整官は報告書で、避難民の多くは屋外で寝泊まりしており、安全を求めて数日間歩き続けた結果、食料および水を緊急に必要としていると述べている。

 バングラデシュの著名な人権活動家であるヌール・カーン・リトン(Nur Khan Liton)氏は、「新たな難民が洪水のように押し寄せている結果、現地では大規模な人道危機が浮上している」と指摘。「人びとは難民キャンプ、路上、学校の校庭、屋外で寝泊まりしている。森を切り開いて新たな居住地をつくる一方、水と食料に関する深刻な危機が存在している」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News