LINEの「ミス投稿」や「迷惑投稿」が減らせる！ Keepやダミーグループを活用するメモな裏ワザ
今では、1対1のやり取りだけでなく、グループでの会話にも、なくてはならないツールとなっている。
そんなLINEに「Keep」という機能があるのをご存じだろうか。
Keepとは、ざっくり言うと、LINEでのトークで使う写真やテキストデータを一時保存しておけるメモ帳のようなものだ。
例えば、
どんどん流れていくトークの中で「ちょっとこのメッセージは取っておきたいな」と思うものがあった場合などに利用する。
保存した内容は、ほかのトークに送信する（貼り付ける）こともできる。
●メッセージの保存方法
1）保存したいメッセージや写真を長押しする
2）現れるメニューから「Keepに保存」をタップ
3）画面下部の「Keep（1）」の部分をタップ
メッセージを長押しして現れるメニューで「Keepに保存」をタップ
●保存したデータの確認方法
1）友だち一覧から自分のアイコンをタップ
2）プロフィール画面の「Keep」アイコンをタップ
3）直近に保存したものが一番上に表示される
プロフィール画面から「Keep」をタップ
●保存したデータをトークに送信
1）Keepを開いた状態で、送信したい項目を長押しする
2）「トークに送信」をタップ
3）「友だち」「グループ」「トーク」のいずれかを選び、送信先を選択
送信したい項目を長押しして「トークに送信」をタップ
LINEのKeepは、自分だけが閲覧できるスペース。
したがって、他の人に勝手に見られたり、共有されたりする心配がなく、メモや備忘録的に活用できる。
LINE内で使える、自分だけのメモやストレージと考えればよいだろう。
なお、LINE内に投稿されたメッセージや写真だけでなく、新規にテキストや写真／動画、ファイルなどをKeepに保存することもできる。手順は以下の通り。
1）Keepの画面を開いた状態で「＋」アイコンをタップ
2）保存したいデータのジャンルを選ぶ
3）テキストの場合は内容を書き込み、写真や動画の場合は保存したいデータを選択する
「＋」アイコンをタップし、ジャンルを選ぶ
LINEのKeepに保存したデータはそのまますぐにトークに送信できるので、投稿したい内容をあらかじめここに保存しておけば、時間がない状況でもさっと投稿できて便利だ。
「飲み会のお店をせっせと調べたけど、夜中なので今は送るのがはばかられる」といった場合にも、調べた内容をKeepに保存しておいて翌朝送ればいい。
翌日、再度調べてコメントを書いて…といった手間が省けるというわけだ。
LINEのKeepは純正で用意された機能なだけに、なかなか便利だ。
しかしメモ代わりの使う方法には、Keepよりもっと簡単でわかりやすい裏ワザがある。
●Keepより簡単なLINEでメモが使える裏ワザ
それは、「自分だけのループを作って、そこに投稿する」という方法だ。
Keepと違うのは、
・投稿の体裁が本番投稿と同じなので、テスト投稿としても利用できる
・同じタイムラインリストから選択できる
自分だけのグループを作る手順はこうだ。
1）「その他」の「友だち追加」をタップし、次の画面で「グループ作成」をタップ
2）グループ名を付けて「保存」をタップ
これで自分だけのグループを作成できる。もちろん、アイコンを変更してもよい。
あとはグループトークを表示し、いつもと同じように投稿すればよい。
自分だけのグループに投稿したメッセージを、本番グループに投稿する手順は以下の通り。
1）自分だけのグループに投稿したメッセージを長押しして「コピー」
2）本番投稿するグループのテキスト入力エリアで長押し→「貼り付け」
3）送信ボタンを押す
これで、自分だけのグループの投稿をそのまま本番グループにも投稿できる。
自分だけのグループのメリットには、もう1つある。
本番と同じ環境にテスト投稿できるので、
・誤字脱字
・変な位置での改行
など、投稿でのミスを事前に防げることだ。
1度、自分だけのグループでテスト投稿したメッセージが、
・読みづらかったら、改行を入れる
・長ければ、投稿を2つに分ける
・誤字やスペルミスを直せる
など、本番の投稿で、ミスをして恥ずかしい思いをすることもなくなるのだ。
また、筆者は、就寝時間が早い年配者とのやり取りが多い。
このため、夜中の投稿はできるだけ控えている。
ただ、連絡事項は、思いついたときに忘れないようにするため、自分だけのグループに送っておき、翌朝送るようにしている。
こうすれば、相手にとって迷惑な時間に投稿をしなくて済むので、迷惑投稿と思われる心配もない。
LINEのKeepでも同じことができるが、
・本番投稿と同じ体裁で事前に確認できる
・Keepとは違い、「トーク」という同じ階層で使い方ができるのでわかりやすい
といったメリットがある。
このように、メモ代わりになる自分だけのグループを作っておけば、テスト投稿やミス投稿、迷惑投稿の防止にもなるので、ぜひうまく活用してほしい。
内藤由美
